
リノさん宅のココナッツ料理はとても美味しいので、白爺は何時も感心しています。
どうして作るのか聞いてみたら、実演をしてくれました。
庭に鉄筋で作った三角錐をたて、先に伸びている槍の先に、木から自然に落ちた椰子の実を突き刺します。
槍に刺した椰子の実の皮を剥きます。
少々芽が出始めた実でもOKと言っていました。
力がいる仕事なので、ココナッツ料理の準備は男性がよく担当するようでした。
剥いて行くと中からココナッツボールが出てきます。
梅干しの種のようなものです。
出てきたココナッツ・ボールはマチテ(蛮刀)で二つに割ります。
そして写真に見るように、洗濯板の先にギザギザが付いた栓抜きを付けたような物を使って、洗濯板?に座り中のココナッツの芯を削り落とすのだそうです。
例えると、梅干しの種を割って中の白い芯を出すようなものです。
芯が出た後は女性の仕事で、スープに使ったり、煮物に使ったりしてチャムロ料理をつくっていました。
日本にも缶詰のものは売っているようですが、拾ってきたヤシの実から作るココナッツ料理は南国の味がして格別なものでした。
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