石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

さあ、ビリヤードをしよう

2007-10-20 22:00:24 | 社会
上京して新橋で携帯が鳴る。中曽根内閣の広報官だった宮脇磊介氏から、「今、宮中にいて、これから美智子妃の誕生祝賀会に出席する」とのこと。『別冊・宝島』小生の宮脇インタビュー記事が氏の周囲で評判とのこと。

 1時半から麻布台でPOW研究会。アメリカ人で、祖父が日本軍の捕虜になった滝沢カレンさんと、叔父がサイパンで捕虜になった滝沢謙三さんの講演会。

 お二人は、それぞれ祖父と叔父が捕虜になり、それが縁で結婚するに至ったという運命的な人生を歩んでいる。

 オラが一番強く感銘を受けたのは、フィリピンで日本軍に捕まり、飢えと殴打のひどい目にあいながら、「憎しみは伝えず、体験は伝える」というカレンさんの祖父、スミスさんの姿勢だ。

 孫娘のカレンさんが婚約者を連れて「この日本人と結婚する」と報告に来たとき、何ら反対せず、「さあ、こっちへ来いよ、一緒にビリヤードをしよう」と日本人の若者を家に招き入れたスミスさんの広い心だ。

 終わって近くの居酒屋で懇親会。