石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

「幸福力」を思う日曜日

2007-10-07 23:38:28 | 社会
 一昨日のブログに書いた文章が、ちょっとした波紋を呼んでいる。「テレビ携帯」がなぜそんなに「うれしいのか」というモンダイである。

 個別に寄せられたメールの中には、「小さなことを、そんなに大きな幸せと感じられるのは、一つの才能である。それはあなたの幸福力である」というコメントがあった。

 そう言えば、オラは何でも自分の幸せに感じてしまう「クセ」がある。駅前のバスに乗り込むとき、「これはオラのリムジンだ、みんないいから乗ってくれよ」と上機嫌に独り言を言ってしまう。海辺のレストランは「オラのダイニングルーム」である。

 きょうは日比谷公園で行われたイベント「グローバルフェスタ」に妻と出かける。貧困、食料、福祉、教育、など国際協力のNGOが一同に集まって日頃の活動をアピールする大イベントだ。

 世界の不幸を「見て見ぬふりをしない」「ほっとけない」人々が、こんなにもいるのか、実に多様なグループの渦であった。

 次いで、新宿京王プラザホテルのロビーギャラリーで開催の「石井松琴・世界文化遺産を描く」に出向く。我が兄嫁による墨絵の展覧会だ。

 墨絵といっても色紙のサイズではない。人の背丈の高さで、幅は12局の屏風絵に「ドレスデン古城」の印象画は圧倒的な迫力で、色彩の果てるところ、墨絵が奏でる一大シンフォニーである。