注:この記事は、2007-07-18に掲載されたものです。
赤城農水大臣が、今度はガーゼをぺったり顔に貼ってご登場だ。理由を説明できないから、またまたワイドショーの格好の餌食となっている。
叩くのでなく、話題提供の貢献を多として、赤城君に表彰状をあげたらどうだろう。
ところで、7月16日に起きた地震で、東電柏崎刈羽原発3号機の変圧器から出火し、消火まで約2時間かかった。その上、放射性物質を含んだ水が海に漏れ出た。
東京電力が批判の矢面に立たされている。甘利明経産相は勝俣恒久社長に対し厳重注意し、耐震性の確認や消防態勢の点検と報告を指示した、そうである。
きょう、社長は柏崎市長を訪ね、頭を下げていた。作業服の守衛さんかな、と思ったら社長だった。およそ風格がない。説明が出来ない。説得力がない。
地震と変圧器火災の因果関係や、鎮火まで2時間もかかった理由を説明できない。
こんな人に、こんな危険な施設の社長が務まるのかなー。「ご迷惑」を詫びていたが、「賞味期限切れの饅頭を配っちまった」という顔だった。
ことは「消防」の問題か? 会社の不祥事か?
そもそも、活断層の上に原発を作ってしまった「国策」が問われているのである。経産省が、通報義務を怠ったことで東電を叱っているのは、実に滑稽だ。そして、国の、この無責任ぶりこそ、実に恐ろしい。
社長の「ごめん」で終るなら、警察もジャーナリズムもいらない。
原発のCMに出たタレントや「有識者」たちにも聞いてみたい。
http://blog.goo.ne.jp/shinpeishii/e/234352cb221d27ec2e94f82f3403ab7f