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監督:ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー
(ゲスト監督:クエンティン・タランティーノ)
出演:ブルース・ウィリス
ミッキー・ローク
クライヴ・オーウェン
ジェシカ・アルバ
ベニチオ・デル・トロ
デヴォン青木
イライジャ・ウッド
ジョシュ・ハートネット
ルトガー・ハウアー
罪の街=SIN CITYを舞台に3人の男達が出逢う暴力と愛。
アクション(暴力)映画の奇才ロバート・ロドリゲス監督とたった1$でゲスト監督を引き受けた兄貴分のクエンティン・タランティーノ。そしてアメコミ原作者のフランク・ミラーという三人の奇才が集ったこの作品。全編モノクロの画面に鮮やかに女の唇や鮮血の赤色だけが浮かび上がる映像は殆どがデジタル合成で作られたもの。
非現実的な街で起こる暴力シーンもまた非現実的で芸術的なまでに残酷。救いのない街で男達はそれぞれの愛に出逢う。
愛されたことのない醜い前科者のマーヴにミッキー・ローク。顔を変え過去を捨てた男ドワイトにクライヴ・オーウェン。狭心症故に引退を余儀なくされ最後の事件に挑む男ハーディガン刑事にブルース・ウィリス。
豪華キャストがそれぞれのパートを一本の映画の如く見応えのあるものにしている。特に愛されたことのない男に唯一の愛を与え死んだ女ゴールディの敵を討つために命を懸けるマーヴの純愛は美しい。そして11歳の少女を救うために瀕死の重傷を負い罪を着せられて服役する老刑事ハーディガン。彼は少女からの手紙を8年間心の支えに孤独な服役生活を送る。そして彼女の危機を知り出獄して再会した少女は美しい19歳の女性へと変貌を遂げ、ハーディガンを愛していると告白する。ハーディガンは老いた自分は彼女の愛に応えるわけにはいかないと思いながらも独房生活の中で彼女は彼の女神となっていた。愛する彼女を生かすために、ハーディガンは再びその命を懸ける。
こういう荒くれ男の純愛というのにはドキリとさせられます。それがまた、暴力しかないような街での出来事だから余計に美しく感じられるというか。
モノクロの中に浮かび上がった女の唇のような鮮やかな'赤'はまさに「罪」に浮かぶ上がる「愛」そのもの。
アメコミ原作ということで、すべてがコミック的なアクの強い演出ばかりなのに、テーマが「純愛」なんて!「キル・ビルVol.2」を思い出します。ユマ・サーマンが振り回していた半蔵ソードを、今回はデヴォン青木演じるミホが振り回しています。タラちゃんの監督部分は額にナイフが突き刺さり、喉のパックリ開いたベニチオ・デル・トロとクライヴ・オーウェンが車の中で喋るシーン。ユーモアたっぷりのシーンがらしいというかなんというか。ロドリゲスにタランティーノが混じると、暴力シーンが笑いに変わるんですねーとしみじみ。私的にはその方が見ていて気持ちよいのですが。あまり残酷シーンが続くと辟易しちゃう方なので・・・。でもこの作品に関しては「愛」に目線が行ってしまうので、あれだけ死んでいてもすんなり消化出来ました。
でもやっぱり、老刑事と少女の長い時間をかけた歳の差「愛」が素敵でした。
そして、ミッキー・ローク完全復活おめでとう。猫パンチ以来の来日も川島なお美への口説きも健在で(in英語でしゃべらナイト)またスクリーンで見せて下さいねー。
(ゲスト監督:クエンティン・タランティーノ)
出演:ブルース・ウィリス
ミッキー・ローク
クライヴ・オーウェン
ジェシカ・アルバ
ベニチオ・デル・トロ
デヴォン青木
イライジャ・ウッド
ジョシュ・ハートネット
ルトガー・ハウアー
罪の街=SIN CITYを舞台に3人の男達が出逢う暴力と愛。
アクション(暴力)映画の奇才ロバート・ロドリゲス監督とたった1$でゲスト監督を引き受けた兄貴分のクエンティン・タランティーノ。そしてアメコミ原作者のフランク・ミラーという三人の奇才が集ったこの作品。全編モノクロの画面に鮮やかに女の唇や鮮血の赤色だけが浮かび上がる映像は殆どがデジタル合成で作られたもの。
非現実的な街で起こる暴力シーンもまた非現実的で芸術的なまでに残酷。救いのない街で男達はそれぞれの愛に出逢う。
愛されたことのない醜い前科者のマーヴにミッキー・ローク。顔を変え過去を捨てた男ドワイトにクライヴ・オーウェン。狭心症故に引退を余儀なくされ最後の事件に挑む男ハーディガン刑事にブルース・ウィリス。
豪華キャストがそれぞれのパートを一本の映画の如く見応えのあるものにしている。特に愛されたことのない男に唯一の愛を与え死んだ女ゴールディの敵を討つために命を懸けるマーヴの純愛は美しい。そして11歳の少女を救うために瀕死の重傷を負い罪を着せられて服役する老刑事ハーディガン。彼は少女からの手紙を8年間心の支えに孤独な服役生活を送る。そして彼女の危機を知り出獄して再会した少女は美しい19歳の女性へと変貌を遂げ、ハーディガンを愛していると告白する。ハーディガンは老いた自分は彼女の愛に応えるわけにはいかないと思いながらも独房生活の中で彼女は彼の女神となっていた。愛する彼女を生かすために、ハーディガンは再びその命を懸ける。
こういう荒くれ男の純愛というのにはドキリとさせられます。それがまた、暴力しかないような街での出来事だから余計に美しく感じられるというか。
モノクロの中に浮かび上がった女の唇のような鮮やかな'赤'はまさに「罪」に浮かぶ上がる「愛」そのもの。
アメコミ原作ということで、すべてがコミック的なアクの強い演出ばかりなのに、テーマが「純愛」なんて!「キル・ビルVol.2」を思い出します。ユマ・サーマンが振り回していた半蔵ソードを、今回はデヴォン青木演じるミホが振り回しています。タラちゃんの監督部分は額にナイフが突き刺さり、喉のパックリ開いたベニチオ・デル・トロとクライヴ・オーウェンが車の中で喋るシーン。ユーモアたっぷりのシーンがらしいというかなんというか。ロドリゲスにタランティーノが混じると、暴力シーンが笑いに変わるんですねーとしみじみ。私的にはその方が見ていて気持ちよいのですが。あまり残酷シーンが続くと辟易しちゃう方なので・・・。でもこの作品に関しては「愛」に目線が行ってしまうので、あれだけ死んでいてもすんなり消化出来ました。
でもやっぱり、老刑事と少女の長い時間をかけた歳の差「愛」が素敵でした。
そして、ミッキー・ローク完全復活おめでとう。猫パンチ以来の来日も川島なお美への口説きも健在で(in英語でしゃべらナイト)またスクリーンで見せて下さいねー。
ボクも英語でしゃべらナイト見ておりました。
ミッキー・ロークらしかったですね。(笑)
この映画のテーマはホント「純愛」だと思うんですよ!
しゃべらナイトでインタビューとはうれしかったですね~v