やっぱり食はアジアだね。

カンボジア料理、タイ料理、ベトナム料理、韓国料理、そして中華。
やっぱり素直に美味しいと思う。もちろん日本料理も。
ヨーロッパのコッテリした生クリームタップリな料理、ほどよい日光を浴びて育ったトマトを使ったさっぱりした酸味も大好きだけれども、疲れちゃったときとか、なんだか食欲ないなぁと思ったときはアジアの食に戻ってきてしまう。それは旅行中も例外じゃない。
今日もなんだか疲れちゃったし、それでいてちゃんと食べないと元気が出ないような気がして、生春巻きを作ってみた。東南アジアっぽくするには海老や、香菜などの臭いのきつい野菜、あと春雨を具にするんだろうけど、今日は中身をプルコギにしてみた。元気がでるようニンニクの芽もいれて。葉っぱにくるんでクルクルまく。子供たちもチョット変わった春巻きを手掴みで楽しんだ。
ちょっと元気になったかな。
でも思ったよりもお腹が膨らんで少し余ってしまった。
冷蔵庫で一日おくと皮はどうなっちゃうんだろう。少し恐怖だ。

本日の夕食。
前菜はお父さんはホヤの酢味噌和え。他の人はキュウリとモズクの酢の物。
韓国風生春巻き。
カボチャの煮物。朝お弁当のためにゆでたトウモロコシ。
デザートはデラウェア。さらに子供たちはたるみの巨大ゼリー。

朝の喧騒。夜の不条理。

朝の喧騒。

雨が降ってるから今日はお散歩に行けなかった。そのせいか、ちょっと遅くなったみたい。
お母さんの「早くしなさい！」がいつもの3倍くらい聞こえてくる。
全くなんてセワシナイ家なんだろう。お手伝いにせめてお兄ちゃんたちの靴下でも探してきてあげようかしら。でも、こういう朝は大人しくしているに限る。
そして、またまたお兄ちゃんたちは怒られた。とろけるチーズをタップリかけて焼いたトーストのチーズの部分だけかじっているから。なんで私みたいに好き嫌いなく一気にがつりと食べられないのかしら。

とりあえず、お弁当は4人分できたらしい。小さいお兄ちゃんが叫んでいる。
「おー俺の弁当にカボチャが。やったぜ。トウモロコシもある。鳥の照り焼きか。デザートはキウイだ。ヒャッホー」
まったく、朝から騒がしい人だ。でも、間に合ってよかった。

夜の不条理。

お父さんがめずらしく夕飯時にいる。そしてキッチンで包丁をもっている。
お父さんが料理をする理由は三つ
１：ホヤ　２：レバーなどの臓物　３：お母さんのストライキ
正解は一番だった。お母さんはホヤを触れないし、食べることができない。
お兄ちゃんたちは未確認だがきっと下のお兄ちゃんは大丈夫そうだ。
なぜなら食に貪欲だから。
ワタシもホヤなど見たこともないし、食べたこともない。でもなんだか潮の香りと
野生を掻き立てる臭いがしていただきたくなった。
こっそり食べちゃおうと思ったが、失敗。
お座りして媚を売ってみたが、その手には乗ってこなかった。
そして結局もらえなかった。　ナマだからだめだという理由で。
よーく考えたらそれは変だ。ワタシは太古の昔からナマのお肉とか
食べてきたんじゃないのかしら。全くワタシは知らないことだけど。

お母さんは自分のことは棚にあげて、ワタシを太りやすい体質だと決め付け、
「ライト」なドッグフードしかくれない。
ワタシだって馬刺しや、牛刺しなどナマのお肉を食べてみたい。
でもお父さんが「お腹を壊すからだめだ」といってくれない。一生ね。
そして、やはり下のお兄ちゃんはホヤを試食だと言って元気にペロリと食べた。
やはりスゴイ人だ。お兄ちゃんはお腹を壊さないのかと聞いてみたいような気持ちだ。