竹内しげやす 市政チャレンジ日記

新米議員から四期目を向えて市政にチャレンジする奮戦記。
一歩一歩目標に向け前進する日々の行動を日記風に。

令和6年6月定例会本会議閉会 三つの陳情(意見書案第2号)

2024年06月27日 | 議会活動
令和6年6月27日(木)
お早うございます。

6月27日今日は何の日
1874年6月27日 慶應義塾で第1回三田演説会開催。日本初の演説会。
「演説」という言葉は慶応義塾を創設した福澤諭吉が仏教語をもとに作ったもので、この日の演説で福澤は「日本が欧米と対等の立場に立つ為には演説の力を附けることが必要」と説いた。


今日も、文教委員会にて採択された3つの陳情について、意見書案第2号を掲載いたします。
以下意見書の内容を掲載いたします。

・意見書案第2号
介護・障害福祉職場の1人夜勤をなくし、複数配置を基準とすることを求める意見書

 介護・障害福祉施設は、家庭と仕事の両立のため、そして個人の尊厳を尊重する社会のためにも重要な施設である。
本来であれば国・自治体で行う事業を民間が担っているが、現在の制度では日中すら十分な職員配置ができないうえ、深夜帯の配置基準は介護施設では1フロアに職員1人、障害福祉のグループホームでは夜勤者もおかなくていいという最低基準となっている。
職員と利用者の安全のためにも夜間の配置基準の改善は喫緊の課題である。
国は「手厚く人員配置をした際に夜間支援体制加算を創設している」としているが、2023 年に行った愛労連・自治労連愛知県本部主催の春の自治体キャラバンアンケート結果では、介護分野では認知症対応型生活介護・小規模多機能型施設718 件のうち、複数配置した際に取得できる夜間支援体制加算Ⅰの取得は8件、夜間支援体制加算Ⅱの取得は7件と取得が進んでいない。
愛知県医労連と福祉保育労東海地本で行った「2023 年度夜勤実態アンケート」では、1人夜勤についての回答296 件のうち、すべての時間1 人が148 件、一部時間帯で1 人夜勤が113 件と、88%が1 人夜勤を行っており危険な状態となっている。
1 人夜勤の弊害は働く者の健康だけでなく、虐待にもつながる恐れがある。
介護・障害施設の夜勤体制については職員が健康で働き続けられ、職員・利用者のいのちが守られる配置基準をただちに実現できるよう、常時複数配置であることを基準とし、それが実現できる報酬単価に引き上げるともに、夜間労働実態の把握をするため調査を行うよう国に強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和6年6月26日 蒲郡市議会
内閣総理大臣厚生労働大臣あて

この意見書案第2号
「介護・障害福祉職場の1人夜勤をなくし、複数配置を基準とすることを求める意見書」を国に提出して欲しいという陳情にたいして、文教委員会では4対3で採択されましたが、
本会議では、自民党(9人)+公明党(2人)合わせて11人の反対で不採択となりました。
介護・障害福祉職場は24時間体制のなか高齢化社会に向かってますます人材確保が難しくなってきます。職場の環境改善が急務と考えますが、この意見書に反対する真意が分かりません。
賛成:9人 反対:11人 不採択
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