本番向けの稽古場稽古も45回中23回。
折り返し地点を過ぎていましました。
早いもんですね。
ここからが役者達は本当の稽古が始まるんですよ。
23回の稽古を含む、台本を手にしてから現在に至る時間の中で作り上げて来た役の自分。
もう言訳が出来ない程、台詞は勿論の事、台本の内容も把握できている訳で、登場人物の関係性、知ってること知らない事いろんな事柄が手に入っている訳です。
そこでもう一度作り直すんです、芝居の中の自分を。
いろんな事が至らない時期に手さぐりで作り上げて来た自分の役の人物像を今の視点から俯瞰して、疑う事が必要なんです。
疑って、つじつまを強引に合わせている部分を自覚するんですよ。
そうです。
今まで作って来た事を守るのではなく、壊すことにエネルギーを使うべきです。
そうする事によって自分の生きる役は深みと厚みを増して行けるんです。
そうなったら堂々と観客の目線と対峙できる自分を獲得できるはずです。
そう、楽をして良い事はないんです、役創りというのは。
まだまだ自分に期待すべきなんですよ。
限界を作るのは自分自身だという事を肝に銘じるべきです。
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