某銀行員日記

とある銀行員の日常を書いたブログ。政治・経済・文化・芸能、硬軟取り混ぜて日々思ったことを主に書きます。

震災の影響

2011年03月28日 23時41分42秒 | 銀行の話
東日本大震災が起こって早3週間がたとうとしています。
原発周辺地域以外は大分落ち着きを取り戻しつつあり、復興への一歩を踏み出しつつあるように思います。

こうなってくると、被災地以外の地域の影響も段々とわかってきます。
計画停電、被災地の企業との取引、自粛ムードに伴う消費の減少等々、原因は様々ですが業況に影響を受けたという話を先週から色々と聞くようになりました。

大多数は悪影響です。
東北地方の企業への売掛金、手形が回収できないかもしれない、
東北地方の企業が主要販売先、主要仕入先だったのにそのルートが断たれてしまった、
計画停電の影響で生産計画が狂ってしまった、商品が売れなくなってしまった・・・
すぐに解決できる問題ではないだけに、その企業の経営者の悩みは深刻です。

ただ、一部には逆の効果を受けた企業もあります。
西日本の商品を東日本へ販売しているような企業は、東日本の商品が無くなっているおかげで売上が急増しているという話を聞きました。
東北地方への売上は激減したそうですが、それ以上に関東地方への売上が急増したそうです。

とはいえ、先ほども書いたとおり、こういった企業は極一握り。
大多数の企業は見えない明日へどう対策を立てようか四苦八苦しています。
私もそれを少しでもお手伝いできれば、と思っていますが、なかなかそれも難しいんですよね。

最新の画像もっと見る