MOMENT

レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

女賭博師 壷くらべ

2018-11-12 19:36:20 | 邦画
一日一本任侠映画を見ていく企画
本日の一本も相変わらずの江波杏子さん追悼を兼ねて
江波杏子さんの代表作「女賭博師」シリーズの第16弾です

1970年製作ですので、大映の屋台骨が軋みはじめた頃の作品ですか
お銀さんの相手役になる女賭博師になんと丸山(現、美輪)明宏さんなんですね
義理を重んじ人情をわきまえた女胴師、
相手役に成田三樹夫さんですか

オープニングって言うか、タイトル前の導入芝居部分では殺されたお銀さんが海に捨てられる
と言うショッキングなシーンから始まる
ってことで、今回はお銀さんの個人的な復讐劇って言う展開ですか
大映も軋みはじめてなんですかねぇ八泉鮎子から主題歌は完全に江波杏子さんに・・・ですかねぇ

お銀さんの命を救ったのは関敬六と桜京美の漁師夫婦
根幹の会社が危機にあるわけではないのでしょうが、この二人の夫婦の会話にしても
コメディリリーフって言う余裕がなかったのが・・・

そうでした前作では台詞もないチンピラだった篠田三郎がランクアップしてきて
この関敬六、桜美夫婦の弟だったりとチンピラながらも実においしい役に
ってことで、もう篠田三郎も「高校生番町」で主役もらっていたンですね

もう一人役者さんで言うと蜷川幸雄さんの奥様である真山知子さんが出演されていまして
成田三樹夫さんの恋人役でして、お銀さんに成田との勝負を辞退するように懇願する役に
今作では敵討ちの盆の勝負とこっちに仕掛けられるイカサマを暴くと言うメインシノップスだけで
サイドストーリーもなくやっぱ大映の倒産に製作側にも余裕がなかったのかも

いつも見終わってから特典としてDVDについてきてる予告編を見るのですが
東映の予告編って1st助監がNGフィルムを使用して作るって言うのを読んだ記憶があるのですが
大映さんはちゃんとその作品の役者さんを使って別テイクで、ちゃんと予告編としての別撮りをしてたんですねぇ

1970年製作、日本映画、大映作品
高岩肇脚本、井上芳夫脚本・監督作品
出演:江波杏子、丸山明宏、成田三樹夫、真山知子、高橋昌也、北龍二、園井啓介、上野山功一、大川修、三夏伸、中原健、関敬六、桜京美、篠田三郎、北城寿太郎、早川雄三、谷謙一、前田五郎、目黒幸子、荒木康夫、八並映子

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タクシー運転手 約束は海を越... | トップ | アローン »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

邦画」カテゴリの最新記事