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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

地獄の用心棒

2024-10-05 17:05:10 | 邦画
今日は久々の朝から雨
ここきて雨は珍しくはなのだが最近の雨は断続的でして、いわゆる降ったり止んだりで止んでる時間の方が長い
そんなわけで継続的に朝から降り続く雨は珍しいのと雨には滅法子の私ですので
昼から早朝衛星劇場で録画しておいたこの日活作品を視聴していました
1955年製作公開モノクロスタンダード作品
なんと古川卓巳初監督作品だそうです
 
っていうか三國連太郎さんと河津清三郎さんとのW主演ですが
クレジットでの差がつかないように三國さんにはカッコ書きで“賛助出演”とはつけての御出演
なんと河津さんは厚生省の麻取で横浜警察の要請で顔が知られていないことでの潜入捜査の依頼を受けての厚生省麻取ですから共同捜査ですが
一方警察の方は地方公務員という立場の違い
国家公務員と地方公務員の合同捜査なのね
オープニングクレジットでは後援厚生省と横浜市警(神奈川県警ではない)の文字が・・・
 
まぁそんなこんなで事前打ち合わせで二本柳寛さんと河津さんが並ぶと悪役二人がなんで今回司法側って言う違和感が・・・
違和感とはちょっと違うとは思うのだがこういった刑事もの作品にしては古川監督初監督ってこともあったのかもしれませんが
映画自体のテンポが全く無くててシノプシスにリズム感が全くないもんだから
映画に緊張感もなくただのんべんだらりとプロット通りに映画が展開されていくだけで
 
三國さんがポン中の切れた迫真の演技を見せても河津さんはただ立って見てるだけとか見てるこっちになんも伝わってこないと言う作品でした
こう言う内容で緊張感の一つくらいこっちにあってもいいのに全く映画としても平板だったし
河津さんご自身は演技の端端でいわゆる映画的に見得を切るお方ですが
そんな演技も封印されておりまして河津さんも良いとこなしで、三國さんのポン中の演技だけに全部持ってかれてたような作品でした
 
まぁ戦後10年の作品ですから三國・河津の役柄が敵味方であるものの、二人の間には戦友というお互いに命を預けあった者同士の絆というか友情見たいなものを感じ取ることは容易でしたが
そういったこともある意味無視するかのような平板な演出にはちょっとがっかり
古川卓巳さんもその後映画を数本撮ってくうちに監督として成長していっての「太陽の季節」だったんでしょうね
 
1955年製作、日本映画、日活作品
古川卓巳共同脚本・監督作品
出演:河津清三郎、三國連太郎(賛助出演)、菅井一郎、千秋実、石黒達也、二本柳寛、金子信雄、殿山泰司、汐見洋、深見泰三、山本和子、長谷川菊子、高友子、倉本春枝、黒木曜子(コロムビア)、山田禅二、田中筆子、加原武門、土方弘
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ボーダー・ウォー -境界線戦-

2024-10-05 05:05:22 | 洋画未公開
これはGEOさんの子会社プルークのリリース作品
89分の尺しかないんだけどそのうち60分くらいがほぼ銃撃戦のシーンで埋め尽くされてた作品
ちょっと前そう2、3ヶ月前に見たプルーク配給の「アイ・アム・レイジ」という映画を見て私“この作品がここまでのプルーク作品の中では一番面白く見られた作品だったかな”なんて書いていたんですが
いやそれを上回る面白い作品に出会しました、この作品が今までのプルークの中で一番面白い作品ですが
さらに面白いプルークの作品に出くわしてさらに更新したいですねぇ
 
まぁ銃撃戦が飽きるほど長いっていうのと二段階活用の銃撃戦であったっていうこと
さらにこの作品R -15の指定を受けており
これは生首をメキシコの麻薬カルテルが悪魔崇拝にして供物として生首を供えるシーンと
これは日本のVシネマですがおよそ20年前に製作されて最近ここのブログにもUPしてる任侠ドラマ「修羅のみち」シリーズでよく見られた銃撃の被弾によって顔が破壊消滅するシーンがほぼ毎作あったんですが
この映画でも主人公の放ったウインチェスター弾が攻めてきた敵の軍団の一人の顔に当たり首から上が爆発消滅するシーンとかでの指定だったようですね
 
ね、こう書いてくると面白いようでしょ
ほんと銃撃戦それも敵が最初に芽は刈り取るんだって主人公側にまさかの訓練されて統制の取れた私兵を送り込んできてさらに電波妨害装置まで起動させて
一人VS2、30人との戦いを見せてくれるんです

今までの映画のプロットを逆手に取った演出ですよね迎えるこっちは妻と次女を抱えての孤立無援での戦い
一人また一人と自分の家ですから地の利を利用して戦うものの・・・
 
なんでこうなったのかというと長女がメキシコに友達と出かけた途端help meの電話がかかってきて
お父さんメキシコのフアレスという街に娘探しにいくと娘のクルマ発見して警察に届けて警官と一緒に車のあった場所に行くとそこにはクルマがもう無くなっており
警官に剣もほろろにあしらわれてテキサスの牧場に帰るしかなく
なんとTVニュースで娘を誘拐した奴は許さないなんていうもんだから
 
それを見ていた土地の麻薬カルテル“メルセナリオス”のリーダーであるビクトルは
こいつが元海兵隊兵士であったことを知り、芽は今のうちに摘んでおこうと私兵を送り込んだことで
私兵はなんと主人公に全滅させられ
挙句娘の居場所とボスの家までしゃべらされ、元海兵隊の主人公は元海兵隊の友人と今度は娘救出にメキシコのカルテルに殴り込み
まさかの二段階構成ので銃撃戦ですよね
 
そんな映画ですからヒーローが強すぎるのはちょっとですが銃撃戦のスタイルも実によくできてて十二分に目で楽しめる作品でした。
 
2023年製作、アメリカ映画
ウィリアム・カウフマン監督作品
出演:ジェイソン・パトリック、キャム・ギガンデット、ケシア・エルウィン、マウリシオ・メンドーサ
コメント (2)
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