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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

違国日記

2024-10-08 05:05:12 | 邦画
日本映画を積極的に見ていこうという企画で視聴した作品。
いや映画の情報ほとんど入れない人ですからねぇ、ヒロインの高校のクラスメイトで優等生のJKでたった一人だけ合格するという海外メディカルプログラムで留学を希望するものの女子っていうことだけで落とされて
屋上で一人その悔しさを噛み締めてるときにお顔がアップになって初めて気づきました
なんとあの「毒娘」で“ちーちゃん“を演じていた伊礼姫奈さんではないですか
彼女の作品結構見てきておりここんとこ個人的には若手女優の中では推しの一人でもあるんですよね
そういう意味でもこの作品見逃さずにいて良かったなぁと・・・
 
この作品もヤマシタトモコ原作の長編漫画(全11巻)で、さらにTVアニメ化の果ての実写化作品だったのね
漫画11巻分を一本の作品にしてるという事で邦画でもなんと140分も尺のある作品であったのと、元々レディコミック的な作品でしたから、新垣結衣さんで男性客の集客の目論見が見え見えでもあったと思えるんですが
意外と年齢的にはちょっとって言う役を無難にこなしての新垣結衣座長としても合格点が挙げられる作品でもありましたかね
 
中学卒業式直前に交通事故で目の前で両親を亡くしたヒロインの朝
わけもわからんまま葬式の会場で親戚連中が朝の引き取りの拒否的な発言をしてるのを漏れ聞いた朝の母親の妹
つまり叔母である新垣結衣演じる小説家槙生が、実は姉とは性格が合わずに疎遠というか姉の事を“あの人”としか呼べないのに周りの連中にイラついて自分が朝を引き取るって啖呵切ってしまい
歳の離れた女二人の奇妙な同居生活を淡々と描いた作品でして
 
個人的にはもう見初めてこれを二時間二十分も見るのかって途中何回かオチるだろうなとか思いながらも結局オチもせずに最後まで見入ってしまってました
っていうのもタイトルにあるように”違国“とは個人の意思や自主をお互いに認めて人は個々それぞれ違う者でそれを尊重しなくて生きて行こうっていうお話でして
そういう意味では槙生が姉を極端に嫌うのとちょっと矛盾が生じてるんじゃないかいって見てた部分もあったりもするんですが
朝を通して姉に対する気持ちもラストでは違ってきてたのかなぁ
そんな映画でしたかね
 
原作者も監督も女性って事である意味人の個性を尊重するっていうテーマの作品であってレディコミながらもわたしが見てもそれなりに心に刺さる作品ではありましたねぇ
 
2024年製作、日本映画、「違国日記」製作委員会作品、東京テアトル幹事会社&配給
瀬田なつき脚本・編集・監督作品
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、中村優子、小宮山莉渚、伊礼姫奈、エマ・グレイス、望月春希、銀粉蝶、染谷将太、瀬戸康史
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