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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

刑事部屋

2024-10-03 17:47:53 | 邦画
昨日ここのブログの第二部の記事が東映・日活作品に偏ってるって言ったからではありませんが
ってそれも事実だからそれはそれでおいといて
なんと本日は1956年製作の大映製作配給のモノクロスタンダードの刑事ドラマ
丁度東映が「警視庁物語」シリーズを日活が「機動捜査班」シリーズという
ちょっとドキュメンタリータッチの刑事ドラマをシスタームービーとして上映してきたのを受けて大映さんもスーパーヒーローではない人間刑事としての映画を作って見たかったのかな
 
そんな感じで刑事も人間であるっていう事件が起きたら近所の交番巡査が刑事の家を訪問し至急本部にって訪れるとか、そうだよねこの時代宅電引くのにも公債買ったりでかなり高額ですから刑事の家に宅電もない時代なのよね
仕事でなん日も帰ってこない夫の着替えを妻が持ってくるとか
家族を動物園に連れていくもののその途中で呼び出し受けたりと
強盗に拳銃を奪われた刑事の母親が上司に穏便に済むように懇願に来たりと
刑事も家族を持って日常を暮らしてる普通の人間であるというような描写を随所に挟みつつ
 
やくざが殺された事件と強盗に入られて拳銃を奪われた刑事の事件とが別事件だったものが
捜査の過程でなんと一つに結びついて解決していく様を90分の尺にまとめた作品
なんと一番面白いのは暗黒街に潜入捜査に入りっぱなしで
街に溶け込んで刑事としてではなく街の住人の一人として堅気さんを刑事を側面から助ける
決して刑事にも身分を明かさない三井弘次の存在が面白かった作品
 
まぁTV時代劇では絶対的に悪の総元締めとして演じられていた北原義朗さんが主演の作品とは
なんともピリッとこないもののまぁ見るには耐えてる作品であったのは大阪府警全面協力の元で作られてた作品だったからかな
 
1956年製作、日本映画、大映作品
森一生監督作品
出演:北原義郎、林成年、夏目俊二、浜口喜博、 嵯峨三智子、市川和子、小町瑠美子 / 江島みどり、浜世津子、伊沢一郎、三井弘次、細川俊夫、大泉滉、万代峰子、浦辺粂子、十朱久雄、中村是好、南部彰三、寺島雄作、原聖四郎、山形勲
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ライド・オン

2024-10-03 05:05:47 | アジア映画
今月見たい映画っていうか見なきゃいけない映画がこれ
フライングでGEOさんに導入されていたのでセットに組み入れてのなんと二日連続の中国映画の視聴になるんですね
セットレンタルで借りてきた残り4本のどれにしようかなっていう順番でこうなっただけですから
個人的には中国はさほど気にしてないんですよ。ある意味ノー天気な作品かプロパガンダですからねぇ
でも韓国映画って結構重たいじゃないですかいろんな意味で
ってことで韓国映画だけは連続視聴を避け中二日は視聴するのに空けているのが実情です。
 
そう還暦過ぎてもう古希を迎えたジャッキー・チェンさんが自身の今までの生身スタントなしで熱演してきた御自身の映画と彼らアクションスターを支えたスタントマンや映画製作スタッフに捧げた作品
ということで今作でのジャッキーさんはスタントマンという老境を迎えたお父さんの役
 
そうお父さんなんですがスタントに命をかけて生きてきてましたから家庭を顧みずに仕事一筋の人だったために奥さんに愛想尽かしされて娘が一歳の時に離婚され親権も母親に
娘に会うのもただぎこちなく法科大学の学生になった娘にも愛想尽かしされて、父親なのにおじさんって呼ばれる存在だし、娘の婚約者の新人弁護士にも最後までお父さんって呼ばれずにおじさんって言われていたよね
仕事で元妻の葬儀にも遅れる有様で
今ではなんでもわかってる馬と一緒に独居生活している
 
まぁ時代はスタントマンが生身の体で空中を跳び、崖やビルから落ちる時代でなくなりほとんどCGの時代になっても生身でスタントすることに拘って生きてる頑固じじい
そんな爺さんといっしょにスタントする馬が一応元馬主が資金繰りに困ったりでこの馬も担保として取られることにって言う芯のストリーにサイドに今まで書いてきた彼自身のスタントの生き様と
この生身のスタントはジャッキーチェンが今まで彼が演じてきたノースタントのいわゆる各映画のエンドクレジットの左端で流れるNGシーンの数々をこの映画の中で再利用してきたり
ジャッキーファンにはある意味感涙の作品になってるし
 
実は馬ではなくてこっちががメインストーリーでしょうって言うのは
今まで疎遠であった一人娘と馬が取られることから、馬を介して心も物理的にも離れ離れだった父親と娘の心が結ばれていくって言う父娘の愛情物語だったのね
英題がまんま「ライド・オン」つまり“.馬に乗る”って言う意味ですが
親子の情愛を馬によって取り戻すというお話ですから”馬にのせられた“っていう映画でしたかね
 
相変わらずのジャッキー自身の演技はコメディではあるものの、体のキレはまだまだいけるかって思えるものの
顔のアップになると老けたなぁって思わされることしきりでしたねぇ
まぁ今後どこまで映画に出られるのだろうか
そう思わされた作品でもありましたが
この映画、馬の演技にすべて持ってかれてた作品だったって言っても過言ではない作品
 
2023年製作、中国映画(日本公開作品)
ラリー・ヤン脚本・監督作品
出演:ジャッキー・チェン、リウ・ハオツン、グオ・チーリン、ユー・ロングァン、アンディ・オン、ジョイ・ヨン、ユー・アイレイ、シー・シンユー、ウー・ジン
コメント (2)
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