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レンタルDVD三昧なアナログオヤジの、残日録。

人斬り市場

2024-10-07 17:05:06 | 邦画
衛星劇場の蔵出し名画館あたりで拾った1963年製作配給の大映作品
三人の食いつめ浪人が長崎奉行の集めた銀1万両を強奪するお話
なんと主役には藤巻潤であるものの
彼を中心にして脇を固めるのは城健三郎そう座頭市シリーズで大当たりを取って当時大映の屋台骨を支えていた勝新太郎の実兄で61年に倒産した新東宝では若山富三郎として白塗りの美剣士として時代劇で活躍していた御仁
さらにもう一人の浪人にはこれまた新東宝であらゆるジャンルの作品に主演して新東宝映画を宇津井健と共に支えて来ていた天知茂さん
そしてこの映画唯一のヒロインにはこれまたバンプ女優というか肉体派女優として活躍していた万里昌代さんという

まぁ新東宝組だった人たちで作られた時代劇だったのね
新東宝の俳優さんたちの第二の映画人生を象徴するかのような作品でもあり
座頭市シリーズの一本と併映でのシスタームービーという事でだった作品
若山富三郎先生自体白塗りを配されての後出演ではあるのですが
クソリアリズムを監督さんが要求されたのが裏目に出たのか、殺陣に精彩があまり無く
藤巻潤はやたら刀を振り回して見せるだけだし
天知茂さんはほとんど刀を抜かないし
一番強そうな代健三郎さんにしてもオープニングでの藤巻潤の箸だハエを捕まえる時に先に手裏剣でハエを仕留めた割には彼ら役人に捕まったりと
なんか豪快さが感じられないために
個人的に監督さんはクソリアリズムでえがきたかったのじゃないかって思ってしまうわけでして

一応90分の尺のある作品ですが、なんか面白く見てられない作品
殺陣をクライマックスにしっかりと見せるわけでも無く馬車を暴走させたりと見せ場はそれなりに作っているんですが
三人の浪人を使っての映画だったらもっと豪快に殺陣で見せる映画にして欲しかったかな

1963年製作、日本映画、大映作品
西山雅輝監督作品
出演:藤巻潤、万里昌代、天知茂、城健三郎(若山富三郎)、島田竜三、遠藤辰雄、杉山昌三九、尾上栄五郎、水原浩一、寺島雄作、伊達三郎
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COME TRUE/カム・トゥルー 戦慄の催眠実験

2024-10-07 05:05:00 | 洋画
ヒューマントラストシネマ渋谷の恒例企画興行<未体験ゾーンの映画たち2024>で上映された作品ですが
見終わった感想はっていうか途中からなんなんだこの映画はって思いつつ見てたけど
まさかの夢オチっていうことにもならないし
大ドンデンにもならないし
一体何が言いたかったのか何一つ解決されずに完全に観客遠置いてけぼりにするならまだしも
観客を?????????????????の坩堝に落としてハイサヨウナラっていうのは完全詐欺にあったよりひどいかもしれない
 
一応ホラーの分類に入るんだろうけど、だって普通じゃないJKが牙生えてバンパイアになっちゃうんだよ
でもそれも束の間変なメール文章で、そう”このメールを受け取ったあなたは二十年間眠りつづけていて・・・“って言うメールの大写しでのエンドクレジットインですからねぇ
 
未だ普通じゃないJKがヒロインって書きましたが
多分普通じゃない、なぜならちゃんと家があるのにシングルマザーとは折り合いが悪いのか毎日友達の家に泊まったり野宿したりで母親が仕事に出てから家に入りあさめし食ったり着替えたりの生活でその理由の説明もなんもない
家に帰るの嫌である研究施設の睡眠アルバイトに応募して
その睡眠でどんな夢を見るかって言う実験のアルバイトに参加して
その被験者6(♂4、♀2)人全員がなんと目だけ光ってる黒い影の夢を見てる映像があって
 
その黒い影に誘われて被験者が居なくなって研究者が探していたらヒロインのJKを見つけて夢遊病者であるがために器具をつけてその夢画像を追いかけて行くと
その先に黒い影が現れて
って言う次のシーンでは先に書いたようにヒロインはバンパイアになってて・・・
こやって文字面見てもわからんでしょ
映画見ててもわからんのだからそれを文字起こしなんて到底無理
全くオチのないまさかの製作者に投げっぱなしにされた映画っていうことだけは間違いないんだけど
 
2020年製作、カナダ映画
アンソニー・スコット・バーンズ共同脚本・監督作品
出演:ジュリア・サラ・ストーン、ランドン・リボアイアン、カーリー・リスキィ、クリストファー・ヘザリントン、テドラ・ロジャース、スカイラー・ラジオン、ティファニー・ヘルム
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