父親的生活

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官製談合

2006-10-13 15:01:37 | 出産・育児

たまには我が家には関係の無い話でも・・・

和歌山県は、トンネル談合疑惑とやらで大もめしています。先日は出納長が逮捕され、後はいよいよ知事だという状態まで来ていますね。今回の関係者が知事の選挙資金の援助者だったという噂もあったりして、この先注目ですね。(非常に不名誉な話ですが)

談合は根の深い、いつの世でも行われている事で、早く改善される事を期待しますが、ふと気になったのは、ゼネコンの対応ですね。大抵、談合事件があった場合は、関係している誰かが自殺して(多くはゼネコンの担当社員や役所の下っ端の実行役)”死人に口なし”の理論でうやむやとされているように思います。

自殺者が出る出ないは別にして、一番疑問なのはゼネコンの経営者又は経営幹部です。

先日のパロマの不祥事、JRの脱線事故、原発事故等、多くの不祥事が起こった場合、大抵の企業は社長や会長などのトップが自ら責任を取りますよね。辞任や減俸等だと思うのですが、なぜかこの”談合事件”だけは担当者や担当役員個人問題となり、ゼネコントップってあまり責任を果たした様に思えないのです。(私の認識不足で、実際は何かされているのなら良いのですが)

そもそも、談合してまでも仕事が欲しい、成績を上げたいという背景には、きっと”ノルマ”があるからだと思うのです。ノルマも何も無ければわざわざ不正なんて誰もしたいと思わないのです。と、いうことは、経営者の管理不足以外の何物でもないと思うのですが・・。

ノルマは企業としては当然の”目標”(それが高いか、低いかは別次元の話として)で、それが業績のベクトルであるわけですが、経営者は誰も”法を犯してまで”達成しなさいとは言わないはずですよね。あくまでもルールを守った上で目指すべきだと言うはずです。それでも、ルール違反が出るのですから、やっぱり管理・監督不足なのではないかと思います。

まぁ、ゼネコンの誰がどうだとか、知事がどうだという事よりも、談合がどうすれば直るのか、真剣に考えて欲しいです。

ちなみに、作家知事で有名になった(もう負けましたけどね)N県は制度改革で予定価格に対する落札率は70%台後半に激減したと思います。和歌山県の今回の事件は99%ですよね。怪しいものです。