父親的生活

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息子

2005-10-28 16:54:00 | 出産・育児
今日も出張。東京に居ます。

いつも飛行機や電車を乗り継いで東京の目的地に来るわけですが、
関空がいくら近いと言っても、やっぱり3時間近くかかります。
こんな東京出張も、もう10年近く続けていますから、慣れっこなのですが、以前と少し変わった事があります。

私は漠然と色々なことに思いを馳せるのが大好きで、

飛行機の中から成層圏の空を眺めながら、
暮れ行く夕日を背中に浴びる電車の中から、
そして、まだ暗い早朝のバスの中で、

今まではじっと自分のことを考えることが多かったのですが、
それは結婚の事であったり、自分の将来の夢であったり。
あるときは”宝くじで3億円当たったら”なんて楽しい計画を、
それも手帳まで持ち出して真剣に考え込んだり、
ずっと昔に別れてしまった彼女のことを、眼下の富士山を見ながら思い出したり。

それが、最近は殆どありません。
最近は目を閉じると一成の声が聞こえます。
気がつくと一成の事ばかり考えています。
今朝の泣き声、
眠そうな目をこすりながら見送ってくれた顔
小さな手に必死に握られたトミカのミニカー
パパの手を引っ張っておもちゃの所に連れて行き、一緒に遊ぼうと誘う嬉しそうな顔。
一成の事なら幾らでも思い出せ、そしてきっと傍目には恥ずかしいくらいニヤついていると思います。

息子の存在。
本当に考えたことも無いけれど、大きさにすればどのくらいあるのでしょうか。
本当に、本当に大きな存在。

そして家族。
妻と私と一成と。
真ん中に一成を置いて3人。
誰も何も言わないけれど、どれだけ心が落ち着くのか。

家族で居るときは逆に実感できないのですが、
一人になると本当に思いますね。
”本当に結婚して、息子が生まれてよかった”
なんて幸せに浸れる一人の時間、
毎日の生活に押されてしまうと、すぐに忘れてしまう私には大切なのかも知れません。
だから出張も重要なのかも知れませんね。