父親的生活

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親子

2005-02-26 16:03:00 | 出産・育児
我が家のマンションの前はバス停だ。
毎朝、私がエントランスを出ると数人の人がバス停で待っている。
その中に、いつも一組の親子がいる。

パパの年恰好は40後半といった感じ。
頭はすっかりバーコードになった、どこの会社にも居そうな普通のおじさん。
”パパ”と言うよりは”お父さん”の方が似合ってるかな。
お子さんは男の子、小学校2年生だ。

どうして2年生だと知っているのか
それはこの親子が去年からこうして毎朝バス停にいるから。
去年、男の子のランドセルには黄色い交通安全のカバーがかけられていた。
だから今年は2年生。

そんな親子が毎朝バス停にやってくる。
マンションを出て右手のほうから現れる親子。
毎朝毎朝手をつないで仲良くバス停まで歩いてくる。
同じような男の子がたくさんバス停にはいるが、ボクはその子達とではなくパパと待っている。

手をぎゅっと握って。


程なくしてバスが来る。
男の子はバスに乗り込む。
パパはそのバスを見送った後、くるりと又来たほうに帰って行く。
背中を少し丸めて。


何故かこの親子が頭から離れない。
少し年老いたお父さんと、小さなボク。
ぎゅっと握った手。

もしかしたらこのボク、
学校に行くのが嫌なのかもしれないな。
なんて考えたりもする。
パパがバス停まで送ってくれるから、学校に行けるのかも知れない。

もしかしたら、小学校を卒業するまでこの親子はこうしてバス停まで歩いてくるのだろうか。
だとしたら。

いつか
本当にいつか。
このボクが今度はパパになったら、
パパの事、感謝するだろうなぁ。
なんて、勝手に考えながら会社までの道のりを走ります。