夕焼け金魚 

不思議な話
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シルバー川柳

2015-07-29 | 川柳
シルバー川柳というものがあります。
本が出されていて毎月10日が締め切り日だそうです。

シルバー世代の日常を自虐的に詠むことが多いようです。
「なってみりゃ あの年よりは 偉かった」若い頃には分からなかった事が多いものです。自分がその年になってあのクソ爺と思っていた人が、意外と偉かったのだと知ります。
そこで一句「なってみて 初めて知った 偉さかな」

     「夫より 三歩前行く 老後かな」女の人は同じ歳なのかと思う程元気です。
そこで一句「ついてこい 言ってた人が 待ってくれ」と言うことになるのです。

     「赤い糸   夫居ぬ間に そっと切る」と言うのがありました。
そこで一句「逝くときは 貴方だけよと 糸を切る」夫婦の絆も現世だけのようです。
     「次の世も 一緒と言えば 妻はNO」と言うことになるようです。
     「次の世も 同じ間違い したくない」はお互い様かも。

     「お向かえが 来たと言われて 後にして」と言えれば良いのですが。

リタイヤして町内会の役員などをさせられることがあります。
そこで一句「定年も 若いと言われる 町内会」
     「まだ若い 年期を要する 町会長」と言うことになります。

     「その昔 惚れた顔かと 目をこすり」と言うのがあります。
      素敵に年を取ると良いのですが、ガラリと変わる方もいるようです。
そこで一句「美の基準 昔 歌麿 今 ピカソ」
     「三高は 血圧 血糖 高鼾」

それにつけても「あの歳で 現役生活 羨ましい」と言うことになるのです。
何が現役だって、それはもう貴方が思っていることと同じです。
と言った処でお後がよろしいようです。

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