お米川柳

お米川柳というのがあります。
特選作は「おにぎりが　そっと教える　妻の留守」
帰るとおにぎりだけが待っているのですね。寂しいというか、侘びしいですね。
そこで一句「おにぎりが　明るい部屋で　笑ってる」
帰って来たときに部屋が明るいとそれだけで心温まります。
そのうえにキャラ弁の如く笑い顔が付いているおにぎりが待っていてくれたらホッとします。
再度一句「海苔の顔　誰これ俺は　知らないぞ」
似顔絵のようになっているのですが、知らない顔に驚くのです。
入選作「なぜだろう　ご飯の日には　正座する」
正座する程ごはんが出る日が少なくなっているのだろうか。
そこで一句「美味しいな　みそ汁たくあん　朝ご飯」
日本人でしょうと言いたくなりますね。
再度一句「美味しいな　立ったご飯に　味付け海苔」
これが好きでしたねぇ、小さい頃は朝ご飯はこればかりでした。
　　　　「口げんか　似せたおにぎり　かじりつく」
思わず思い知ったかと言いたくなります。

入選作に「お代わりを　勧める母に　止める妻」と言うのがありました。
そこで一句「もう一杯　妻に隠れて　そっと出し」
昔は「居候　三杯目は　そっと出し」と言うのがありましたが今では居候という言葉も知らない人が多くなったようです。