お酒も回って来るとどうしても下ネタ系の話になります。
歳を取ると病気の話とか病院の話が多いのですが、私たちはまだまだ色気が抜けないようです。
三人とも知っている女の子になると、同窓生になるのですがまさか同窓生との下ネタ系は無理ですというか、私はありませんから。
飲み屋の女の子になります。
三人がいつも行っていた居酒屋に歯の綺麗な女の子がいたのです。
三人で誰が落とせるかなんてしていたのですけど、私は早々に諦めていました。
というより、居酒屋の女将さんの方に気が向いていたのです。
三人のうち一人が「俺、あの居酒屋の女将さんとやったことがあるんだ」と言うと「お前もか、俺も一度だけやったことあると」と言うのです。
「金魚はどうなんだよ」と聞かれましたが「俺はないよ、いいな」と言いました。
でも三人が女将さんとしていたと知ったのは初めてでした。
居酒屋の女将さんは、いつも和服でちょっとふっくら気味の方でした。
てっきり旦那がいると思っていたのですけど、ある日一人だと分かったのです。
その日はたまたま私だけが居酒屋に寄ったのです。
当時はアパートに一人暮らしでしたから、夕食は大抵その居酒屋でとっていたのです。
雨降りで人は少ないと思っていたのですけど、行ってみるとお店が暗いのです。
暖簾が出ていましたからやってると思って、中に入るとカウンターに女将さんだけがいました。
「あれ、今日は静かなんだ」と聞くと
「実は今日はお休みにしようと思っていたところなの。でもなんとなく金魚さんが来るような気がして、もう少し前に暖簾出したところなの」と言われました。
「嬉しいな、おかげで晩飯が食べられる」
「そんなこと言って、可愛い彼女が待っているのじゃないの」
「そんなのいませんよ、それより女将さんこそ旦那が待っているのじゃないの」と聞きたかったことを初めて聞いたのです。
「あら、私ひとりものよ、いたのだけど別れちゃったの」
「そうなんだ、知らなかった、俄然ここに来るのが楽しくなっちゃった」と言ったのです。
「金魚さんもうちの子、狙っていたのじゃないの」
「僕はダメですよ、本気で女将さん派ですから」
「嬉しい、若い方にそんな風に言われると嬉しいわ」と笑って、ビールを出してくれました。
「これおごりよ、私もいただくから、良いでしょう」と言われて、暖簾を片づけるのです。
店内の照明も落として、カウンターから小上がり席に移動して、女将さんと飲んだのです。
こんなの初めてだったので、なにかあれよあれよと思いかけない展開にビックリしました。
夢物語にこんな事考えますが、本当に起こることだとは思ってもみませんでした。
その日以来、女将さん仲良くなっていつの間にか女将さんのマンションに通うことになっていました。
二十歳代の若造では、三十後半の水商売の女将さんにかかっては、もう完全に蜘蛛の巣にかかった餌状態です。
そのうち「できたみたいなの」なんて言われて、お決まりの言葉を言われてしまいました。
ちょっと考えましたが「いいよ」と即答したのですが「嘘よ、そんなヘマしないわ」と言われました。
「金魚さんは分からなかったでしょうけど、実は私の中に出してないの」と言われました。
「女にはというか、こんな商売していると男の人に名から入れてると思わせる術も覚えちゃうの、悪い女でしょ」と言うのでした。
何か拍子抜けしたのですが、ちょっと安心したのも本当です。
そんなこと言われて暫くすると、突然、居酒屋もマンションの引き払って女将さんが私の前から消えてしまったのです。
色々探してみたのですが、噂も聞かなくなってしまいました。
「女将さんが店を閉めるとき言われたのだよ。好きな人が居て、子供ができたのだけど、子供の話してから嘘と行ったらホッとした表情したの、それ見たら結婚してとは言えなくなって」と言われたんだ。
「俺は何も聞かなかったな」
「どうして俺にと思ったけど、子供できたなんて俺は言われてないから、俺のせいじゃないと安心したんだ」
「暫くして、他の街で店開いたという話は聞いたけど、結局そこにもいなかったから、今になると誰の子なのか、聞きたくなるよなぁ」と言うのです。
私は「知らなかった」と言うだけでした。
本当に知りませんでした。ちょっと後悔しています。
歳を取ると病気の話とか病院の話が多いのですが、私たちはまだまだ色気が抜けないようです。
三人とも知っている女の子になると、同窓生になるのですがまさか同窓生との下ネタ系は無理ですというか、私はありませんから。
飲み屋の女の子になります。
三人がいつも行っていた居酒屋に歯の綺麗な女の子がいたのです。
三人で誰が落とせるかなんてしていたのですけど、私は早々に諦めていました。
というより、居酒屋の女将さんの方に気が向いていたのです。
三人のうち一人が「俺、あの居酒屋の女将さんとやったことがあるんだ」と言うと「お前もか、俺も一度だけやったことあると」と言うのです。
「金魚はどうなんだよ」と聞かれましたが「俺はないよ、いいな」と言いました。
でも三人が女将さんとしていたと知ったのは初めてでした。
居酒屋の女将さんは、いつも和服でちょっとふっくら気味の方でした。
てっきり旦那がいると思っていたのですけど、ある日一人だと分かったのです。
その日はたまたま私だけが居酒屋に寄ったのです。
当時はアパートに一人暮らしでしたから、夕食は大抵その居酒屋でとっていたのです。
雨降りで人は少ないと思っていたのですけど、行ってみるとお店が暗いのです。
暖簾が出ていましたからやってると思って、中に入るとカウンターに女将さんだけがいました。
「あれ、今日は静かなんだ」と聞くと
「実は今日はお休みにしようと思っていたところなの。でもなんとなく金魚さんが来るような気がして、もう少し前に暖簾出したところなの」と言われました。
「嬉しいな、おかげで晩飯が食べられる」
「そんなこと言って、可愛い彼女が待っているのじゃないの」
「そんなのいませんよ、それより女将さんこそ旦那が待っているのじゃないの」と聞きたかったことを初めて聞いたのです。
「あら、私ひとりものよ、いたのだけど別れちゃったの」
「そうなんだ、知らなかった、俄然ここに来るのが楽しくなっちゃった」と言ったのです。
「金魚さんもうちの子、狙っていたのじゃないの」
「僕はダメですよ、本気で女将さん派ですから」
「嬉しい、若い方にそんな風に言われると嬉しいわ」と笑って、ビールを出してくれました。
「これおごりよ、私もいただくから、良いでしょう」と言われて、暖簾を片づけるのです。
店内の照明も落として、カウンターから小上がり席に移動して、女将さんと飲んだのです。
こんなの初めてだったので、なにかあれよあれよと思いかけない展開にビックリしました。
夢物語にこんな事考えますが、本当に起こることだとは思ってもみませんでした。
その日以来、女将さん仲良くなっていつの間にか女将さんのマンションに通うことになっていました。
二十歳代の若造では、三十後半の水商売の女将さんにかかっては、もう完全に蜘蛛の巣にかかった餌状態です。
そのうち「できたみたいなの」なんて言われて、お決まりの言葉を言われてしまいました。
ちょっと考えましたが「いいよ」と即答したのですが「嘘よ、そんなヘマしないわ」と言われました。
「金魚さんは分からなかったでしょうけど、実は私の中に出してないの」と言われました。
「女にはというか、こんな商売していると男の人に名から入れてると思わせる術も覚えちゃうの、悪い女でしょ」と言うのでした。
何か拍子抜けしたのですが、ちょっと安心したのも本当です。
そんなこと言われて暫くすると、突然、居酒屋もマンションの引き払って女将さんが私の前から消えてしまったのです。
色々探してみたのですが、噂も聞かなくなってしまいました。
「女将さんが店を閉めるとき言われたのだよ。好きな人が居て、子供ができたのだけど、子供の話してから嘘と行ったらホッとした表情したの、それ見たら結婚してとは言えなくなって」と言われたんだ。
「俺は何も聞かなかったな」
「どうして俺にと思ったけど、子供できたなんて俺は言われてないから、俺のせいじゃないと安心したんだ」
「暫くして、他の街で店開いたという話は聞いたけど、結局そこにもいなかったから、今になると誰の子なのか、聞きたくなるよなぁ」と言うのです。
私は「知らなかった」と言うだけでした。
本当に知りませんでした。ちょっと後悔しています。