さて、お宿をチェックアウトして...
登大路町交差点から見る、東大寺南大門と若草山の風景が好きです。この時の若草山は、1月の山焼きの後、まだ新芽が出る前の冬枯れの丘ですが、今頃は名前のとおりの若草色に染まっているでしょうね。
この日はまず、2018年10月に落慶されたばかりの興福寺中金堂を訪れました。興福寺については昨年9月に訪れて、五重塔や東金堂、阿修羅像や金剛力士像を展示している国宝館など見たばかりなので、今回は中金堂のみ拝観しました。
昨年訪れた時は覆いがかかっていたので、初めて見る荘厳華麗な姿に圧倒されました。710年に興福寺が創建してから中心をなしてきたお堂ですが、7回の焼失・再建を繰り返し、1819年には規模を縮小した仮堂が再建されました。この度、2010年から8年の月日をかけて、創建当時の様式で復元されました。
中には、本尊となる木造釈迦如来坐像、国宝の木造四天王立像などが安置されていますが、仮金堂から300年ぶりに本来の住まいを得て、表情も晴れやかに感じられました。
厳かな入り口。
真新しい、鮮やかな朱が美しい。
奈良の寺院は唐の影響を色濃く感じます。ところで奈良の枕詞になっている「あをによし」。「あを」は連子窓の緑「に(丹)」は柱の赤を指しているそうです。屋根に乗っている金色の一対は「鴟尾(しび)」といい、中国に由来し、しゃちほこの原型になっているとか。バイキングの帽子みたいでかわいいですね。
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この後は春日大社に向かいました。私は昨年、息子と訪れましたが、夫は修学旅行以来と言っていました。^^ 奈良公園には、この日も鹿さんがいっぱい。
鹿せんべいのあげ方にも性格が出て? 私は気前よく1匹に1枚あげるのですぐになくなってしまいますが、夫は少しずつ分け与えるタイプ。バッグをごそごそしていたら、あっという間に鹿たちに取り囲まれました。こんな顔で見つめられたら、あげないわけにはいきませんね。
春日大社もおおぜいの観光客でにぎわっていました。ここでも本殿前のしだれ桜がみごとで、見応えがありました。
絵馬ならぬ絵鹿がかわいい。表情がひとつひとつ違って個性的です。昨今は外国語のメッセージも増えてきました。
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この後は、鹿たちが遊ぶ楽園 飛火野(とびひの)を通って鷺池に向かいます。
桜にはやや早かったですが、池を取り囲むように咲くモクレンがきれいでした。
鷺池に浮かぶ、美しい六角堂の浮見堂(うきみどう)。絵になる風景とあって、この日はなんと3組もの花嫁・花婿さんが婚礼の撮影をしていました。写真に婚礼衣装を纏った花嫁さんがいらっしゃるのが見えるでしょうか...。
息子がiPhoneで撮った写真。私よりセンスがいいです。^^
修復されたの興福寺中金堂、美しいですね~~。
唐の文化を最も残しているのが、京都、奈良なんですよね。本国ではその後の王朝の変遷の中で失われていったので、日本は唐文化のタイムカプセルみたいになってるそうです。
息子さんの写真、素晴らしい!ちょっと、絵はがきにも使えそうですね!
でもありがとうございます。
できたばかりの興福寺中金堂、華やかで荘厳でとても美しかったです。
他の建物が古い木材なので、
鮮やかな朱色がよりいっそう目を引きました。
奈良の寺院を見ていると、国風文化が栄える前の唐の文化の面影が残っていますね。
中国との国交の中で、文化を豊かに深めていったのだな...
ということが伝わってきて、ロマンを感じます。
今もこうして再建・復元されて、唐文化のタイムカプセルになっている
というのも興味深いです。
写真にもありがとうございます。いいボケしていますね。^^
興福寺はそこだけぱぁーっと晴れているようで、しゃちほこのような金と真っ赤な柱がものすごく映えて見事ですっ!
なんだか縁起が良いような気がしてきますね。
鹿さんの絵馬もかわいい~イラストがこんなにも個性的な鹿さんを生み出すなんて…(爆)
そして最後のお写真が見事!って思ったら、なんと息子さんなのですね!?これはセレンさん譲りのセンスなのでは?
たくさんコメントくださり、ありがとうございます☆
興福寺は、五重塔などの他の建物が渋いので
中金堂の鮮やかな朱色が、よりいっそう華やかで輝かしく見えました。
今から1300年前にもこのような建物が建てられたなんてすごいですね。
歴史のロマンを感じました。
鹿さんの絵馬、形もかわいいですが
ひとつひとつ描いてあるお顔もかわいいですね。
息子はインスタもやっているので、写真の構図にはこだわりがあるようです??