はじめまして。
これまでココログでダイアリーを続けていましたが、容量が残り少なくなったので、こちらで新しくブログを立ち上げました。まだ操作に不慣れで試行錯誤の状況ですが、少しずつ居心地よく整えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
さて記念すべき第一稿は、エストニアを舞台にした事実に基づくヒューマンドラマ、「こころに剣士を」(Miekkailija / The Fencer)の感想です。「ヤコブへの手紙」のクラウス・ハロ監督の作品というので、楽しみにしていました。
エストニアと聞いて思い出したのは、ジャンヌ・モロー主演の「クロワッサンで朝食を」。バルト三国のひとつで北欧に近いという以外、私にはほとんどなじみのない国でしたが、中世以降、数々の近隣諸国に支配され、第2次世界大戦中はナチスドイツ、そして戦後はスターリン体制のソ連に占領されるという悲しい歴史を背負っている国だということを、今回初めて知りました。
元フェンシング選手のエンデルは、戦中ドイツ軍にいたということでソ連の秘密警察に追われる身となり、ハープサルという小さな町に流れ着き、小学校教師の職を得ます。名まえも経歴も偽ってひそやかに生きるエンデルでしたが、ひょんなことから生徒のひとりに懇願され、課外授業で子どもたちにフェンシングを教えることになるのです。
もともと子どもが苦手なうえに、心を閉ざしているエンデルは、最初は接し方がわからず、熱意ゆえに厳しく指導してしまうこともありましたが、不器用ながらも少しずつ子どもたちや父兄たちから慕われ、信頼の絆で結ばれていきます。戦争で父親を失った子どもたちにとって、エンデルは無口だけれど大きな愛で包んでくれる父親のような存在でもありました。
フェンシングのおもしろさに目覚めた子どもたちは、レニングラードで行われる全国大会に出場したいとエンデルに訴えます。子どもたちの希望をかなえてあげたいエンデルですが、それは彼にとって秘密警察の目に留まる大きな危険を伴うものでした。エンデルに嫉妬を募らせ快く思わない校長の不穏な動きもあり、エンデルは心の中で葛藤しますが...。
すっかりかさついていたエンデルの心を潤し、生きる喜びを与えてくれたのは、子どもたちのまっすぐなまなざしと前向きなチャレンジ精神でした。エンデルを逮捕しにきた秘密警察たちも子どもたちの奮闘に拍手を送っていましたが、子どもたちの未来は国の希望であり、その前には誰が味方で誰が敵か、誰が裏切り者かなんて大人の都合は、取るに足りない小さいことのように感じられました。
エンデルを演じるマルト・アヴァンディの、悲しみの中にも温かさと強さをにじませる繊細な演技に心打たれましたが、あとからエストニアで人気のコメディ俳優(!)と知って驚きました。そして、フェンシングと向き合うことで寂しさを乗り越え、生き生きと輝く子どもたちがかわいくて、私も大きな喜びを与えられました。
ブログお引越しなさったのですね~
一番乗りかな??
私はお正月を引きずって娘と引きこもっていたため、特にブログに書くことも無く(涙)うだうだと過ごしておりましたよ。
先日初釜があったのですが、写真も少なく、PCの調子もちょっと悪かったりして・・・そうなるとすっかりブログ離れしちゃうもんですねぇ。
来週から映画観ます!!こちらこそよろしくお願いいたします。
義理の兄が船長さんなんですが、バルト3国へもウロウロしていて、冬は嫌だって言ってたのを思い出しました。アメリカ人に聞いたらきっと何処だかわからない国No.1ですね(^_^;)
こういった映画ってアメリカでの放映って短いんですよね。こう言ったドラマこそ、邪魔されないように映画館で観たいのにすっかり見逃しちゃいました。
Gooのブログは良さそうですね、邪魔な広告がない。Amebaは操作が簡単ですけど、カラフルで広告が多いのが難点です。でも写すの面倒で…容量がなくなったら考えます。
引っ越されたのですね。こちらこそこちらでも宜しくお願いします。
gooへはTBが届くので嬉しいです。
そうそうエストニアと言えば「クロワッサン〜」のヒロインでした。バルト3国の美しいこの国も第二次世界大戦で色々あったのですね。
マルト・アヴァンディは人気俳優とは何処かで見ましたがコメディ俳優とは知りませんでした。
子供たちとエンデルのふれあいがスゴく良かったです。
無事に新しいブログが開設されて良かったですね。
それにしてもココログの容量は少なかったんですね~。
新しいgooのブログもすっきりしてて素敵ですね。
これからもよろしくお願いいたします。
新設ブログ第一段の記事も、セレンディピティさんらしい作品でスタートですね。
エストニアを部隊にした作品って珍しい!
とても良さそうなドラマですね。写真から映像の色彩の美しさも伝わってきます。
コメント一番乗り、ありがとうございます~☆
お元気とうかがって安心しました。
年末お忙しくしていらしたので、しばらくゆっくりすごされるのもいいですね。
私も12月はこれといって見たい映画がなくて、シアターに足を運ばなかったのです...
でもこれから話題作が続々公開されるので楽しみですね。
まだ~むさんの再開も楽しみにしています☆
引越しそばがなくて、失礼します~^^
エストニア、私にとってもあまりなじみがない国でしたが
映画を通じて歴史や文化の一端を知ることができてよかったです。
アメリカは、一般の映画館では外国作品の公開はほとんどないですよね。
字幕に慣れていないというのもあるかも。
AdBlockしてるのでl気がつきませんでしたが
Gooブログは広告が表示されてないんですね??
前のココログはバグが多かったので
それがなくなっただけでもストレスが減りました。^^
早速のコメント、ありがとうございます♪
これからもよろしくお願いします。
バルト三国はじめ、ドイツやソ連のような強国と国境を接している国は
戦争中はさまざまな悲劇に見舞われたのでしょうね...
マルト・アヴァンディ、公式サイトだったかな? コメディ俳優とありました。
本作のシリアスな演技からは想像がつかなかったのですが
コミカルな演技も見てみたいです。
子どもたちとの関係、すてきでしたね。
無事に引越しできました。^^
早速のコメント、ありがとうございます。
Webryはごみつさんが難しいとおっしゃってたのでGooにしてみました。
ココログと違って、画像を縮小してからアップロードする仕様なので
今までより容量が節約できそうです...10年は続けられるかな?^^
小さいながらも心に残るヒューマンドラマでした。
エストニアの美しい村の風景、悲しみを背負いながらも
懸命に生きる人々の姿が印象的でした。
いつも遅れてくるヨモギです(*´∀`)
以前、『ウインド・リバー』の記事にコメントを書かせていただきました。
『こころに剣士を』は、偶然みつけた映画で
現在は配信されているところが無いようなので、
DVDを買って、観ました。
今のウクライナのことを思い起こすような内容で、
子供たちのまなざしと、先生役の主人公の演技が
心に沁みるえいがでした。
教師役のひとがコメディー俳優とは、思ってもみませんでした。
演技派なのですね!
主人公が収容所から故郷へ帰ってきた駅頭の場面、
恋人が待っていたことが嬉しかったです(*´∀`)
DVDなので、映画好きな息子やお嫁さんにも
貸してあげようと思います。
『グリーンブック』のピザの場面、笑ってしまいました。
学芸大学といえば、1時間半ぐらいで行かれる場所です。
いつか家族と行って見たいと思います(⌒∇⌒)
拙ブログのURLをこちらに入れようとしましたが、
ほかの記事?が貼り付けられてしまい、出来ませんでした。
コメントありがとうございます。
ピザの記事へのコメント、グリーンブックのことを書いてくださったので、そのまま残してもよかったのですが「消してください」とのご希望だったので、削除してしまいました。
ヨモギさんは「恋するアダム」のところで、コメントを書いてくださいましたね。
古い記事へのコメントも大歓迎です。
ありがとうございます。
「こころに剣士を」心の静かに染みるよい作品でしたね。
子どもたちもかわいかったし、主人公の彼がとてもよかったです。
遠い国の歴史に思いを馳せました☆