ジュード・ロウとニコラス・ホルト共演による、実話に基づいたクライム・スリラーです。Amazon Prime独占配信。
オーダー (The Order) 2024
ジュード・ロウは過去に部下を危険にさらし、命を落とさせた苦い経験を持つFBI捜査官ハスクを、ニコラス・ホルトは白人至上主義カルト集団「The Order(ジ・オーダー)」のカリスマ的リーダー、マシューズを演じています。
物語の舞台は、一見のどかで平和なアメリカ北西部の田舎町。ハスクは心の傷を癒すためこの地に赴任しますが、そこには白人至上主義団体「Aryan Nations(エイリアン・ネイションズ)」が根を張っており、さらに町では連続強盗事件も発生していました。
ハスクが、現地の警察官ボウエン(タイ・シェリダン)と捜査を進めていく中で、強盗事件の背後に、Aryan Nationsから分離した過激派集団「The Order」の存在があることが明らかになります。
そして、The Orderのリーダーであるマシューズが、資金獲得と武装強化のために犯罪を重ね、ついにはユダヤ人のラジオ司会者アラン・バーグを暗殺するという凶行を起こします。
ニコラス・ホルトは、先日見た「陪審員2番」(Juror #2)に続いて、テロ組織のリーダーという難役に挑戦していました。繊細で静かな外見とは裏腹に、内に秘めた狂気とカリスマ性が伝わってくる演技は圧巻でした。
Aryan Nationsの集会で、突如として人々をひとつにまとめてしまうシーンには、鳥肌が立ちました。
一方、FBI捜査官としての責任感と自責の念に葛藤するハスクを演じるジュード・ロウもまた、感情の機微をていねいに表現していて、心を引き付けられました。
正義感から任務にのめり込むあまり、またしても部下を危険に巻き込んでしまうというドラマチックな展開に、胸を衝かれました。
これまで白人至上主義組織を扱った映画といえば、南部を舞台にした「プレイス・イン・ザ・ハート」や「ブラック・クランズマン」などが思い出されますが、本作は北西部が舞台ということに意表を突かれました。
比較的自由な思想の地域だと思っていたこの地にも、極右思想が根付いているという実態を知り、恐怖を感じました。
トランプ政権下の今のアメリカにも通じるテーマが描かれていて、見応えがありました。あまり知られていないのが惜しいですが、是非とも多くの方に見ていただきたい作品です。
セレンさんに伺ってリストに入れてあります!(^^)!
ジュード・ロウとホルト君、楽しみです。あっ、タイ・シェルダン君も出てるんですね。
ホルト君は繊細な役柄から、狂気を秘めた人物までとっても幅広く演じますよね~!!
主人がYouTubeで新「スーパーマン」の予告を観ていたので、レックス・ルーサーを演じるホルト君をしっかりチェックしておきました!(^^)!
本作、観たらまたお話に伺いますね♪
本作のこと、覚えていてくださっていてうれしいです。
私にはガツンと来る作品でとても気に入りました。
ホルトくん、最近では特に難しい役に取り組んでいて
うわ~、すごいな~と感動しています。
なんと「スーパーマン」ではヴィランのレックス・ルーサーを演じているのですね!
私もYouTubeを早速チェックしてしまいましたよ~
そして... うわ~、ショックです。
アメコミはもう卒業したつもりですが、見てみたくなってしまいました。
本作も是非。お話できることを楽しみにしています。
見ましたよー。怖いですね・・・。実話ベースですもんね。
2時間で納めていましたが、連続ドラマとかにしても良さそうだなーと思いました。
ホルト君に女性が2人いたり、ジュードロウの家族(言葉でしか表現されてなかったですが、そこも興味有りだったな)
ところで!セレンディピティさん、gooブログ終わってしまうんですってね。ショックです!!
セレンディピティさんも、再度またお引越しされますよね・・? その作業って結構大変な作業ですか・・・?
あー、書き込めなくて新規投稿できなくてもいいから、そのまま残してくれる措置は取ってくれないみたいですね・・・。
「オーダー」ご覧になられたのですね。
見るからに怪しげな人ではなくて、ごく普通の、家庭的で善良に見える人がカルトの教祖というのが恐ろしいですね。
こういう人が心のうちに差別感情を秘めているなんて...。
ところで、gooブログが終わってしまうことを
今いただいたコメントで初めて知りました。
思わず編集トップページをチェックしてしまいましたよ。
大ショックです!!
データの引越しはできるけれど、そのまま残すことはできないみたいですね。
以前引越しした時は、あっという間にできて
全然大変ではなかったと思います。
とはいえ、どうしても見た目が変わってしまうので、がっかりしたような記憶があります。
次はどこにしようかなぁ... 悩ましいです。
本作、派手ではありませんが、なんともいえない怖さがじわじわと忍び寄って・・・最後まで見入ってしまいました。
決して聖人ではありませんが正義感が強く、捜査にのめり込むテリー、ジュード・ロウ、渋いわ~。
ニコラス・ホルト君のあの呼びかけ、見事なカリスマ性でしたね。
彼と対比するかのような、良き夫、良き父ジェレミーを演じたタイ・シェリダンの存在感も光りましたね。
フィクションの本がテロリストの聖典になる・・・「ターナー日記」の存在も知らなかったのでびっくりしました。
セレンさんに教えていただいて観て良かったです。
ちょっと前に見ていたのだけど、すっかりupが遅くなっちゃいました。実は私も気になっていた作品で、あ!セレンさんもご覧になってる~と思い早速見たのでした。
ジュード・ロウがどっしりといぶし銀の魅力を放って素敵だったわ。仰る通り感情の機微を実に丁寧に演じていて素晴らしかったよね☆
そしてまたしても部下を亡くすという…不安が的中して何とも言えない気持ちになったわ。
集会所のあっという間に皆を掌握しちゃうニコラス・ホルトも凄かった~
まさにトランプ政権下で社会全体がこのような風潮になっている…恐ろしさが倍増しました。
コメントへのお返事が遅くなってしまって申し訳ありません。
本作、派手ではないですが、恐怖がじわじわと忍び寄る衝撃作でしたね。
私にとっては今年のベストといえる作品でした。
ジュード・ロウ、正義感が強いゆえにまたもや相棒を危険にさらしてしまった...というのが見ていてつらかったです。
ホルトくんのカリスマ性、すごかったですね。鳥肌が立ちました。
タイ・シェリダン、妻がジュード・ロウに「夫を巻き込まないで」と懇願する姿が心に残りました。
「ターナー日記」の存在も衝撃でした。
今でも手に入るのかしら?とググッてみたところ、Amazonでは日本語版、英語版ともに見つけられませんでした。
(検索してたら、当局から目をつけられるかしら?と怖くなりました。)
瞳さんに見ていただけてうれしいです。
後ほどブログにお伺いします。
コメントをいただきながら、お返事が遅くなり申し訳ありません。
まだ~むさんもご覧になられたのですね。
ジュード・ロウにまつわるサイドストーリーが、この作品に厚みを加えていましたよね。
ホルトくんのあの細身の身体から発されるとてつもないカリスマ性にも息を呑みました。
現政権への警告ともいえる、社会性のある作品でしたね。