リボルバー(revolver)とは弾倉が回転式になった拳銃のことだそうです。突然出現した錆びついたリボルバーがゴッホとゴーギャンの関係性を明らかにするのか否か。興味津々で読みました。リボルバーの真相解明のためにオークション会社に勤める高遠冴(たかとおさえ)がアルル、オーヴェール・シュル・オワーズなどゴッホが滞在した町を訪れます。ゴッホは銃で自殺したとされていますが、ひょっとしたら違うかもわからないと思いました。小説は資料に基づきながらも自由に発想出来て面白いなあと思います。ゴーギャンのタヒチ妻のことやその子孫が出てきて、ゴーギャンのタヒチでの暮らしに思いを馳せました。小説では真相解明できましたが・・・ゴッホとゴーギャンを巡って私も原田マハさんと旅している気分でした。
2021-11-20(土) 図書館資料 請求番号:913/ハラ