久しぶりに遠藤周作さんの本を読みました。登場人物大津の宗教観に共感を覚えて感動しました。
「神とはあなたたちのように人間の外にあって、仰ぎみるものではないと思います。それは人間のなかにあって、しかも人間を包み、樹を包み、草花をも包む、あの大きな命です」
「神はいろいろな顔を持っておられる。ヨーロッパの教会やチャペルだけでなく、ユダヤ教徒にも仏教の信徒のなかにもヒンズー教の信者にも神はおられると思います」
「神はいくつもの顔をもたれ、それぞれの宗教にも隠れておられる」
「それぞれが自分に相応しい異性を結婚相手に選ぶのと同じ」ー改宗をどう思うかー
「玉ねぎ(神様)は弟子たちを愛し続けました。だから彼等一人一人のうしろめたい心に玉ねぎ(神様)の存在が刻みこまれ、忘れられぬ存在になっていったのです」
「玉ねぎ(神様)は死にました。でも弟子たちのなかに転生したのです」
「ガンジス川は指の腐った手を差し出す物乞いの女も殺されたガンジー首相も同じように拒まず一人一人の灰をのみこんで流れています。玉ねぎ(神様)という愛の河はどんな醜い人間も汚れた人間もすべて拒まず流れます」
友達のなかに創価学会の方や浄土真宗の方キリスト教の方などおられます。みなさん、神様がおられると思って一生懸命されているのを見ても、この方のなかに神様がおられるなと思います。ただ私は一つの宗教に没頭できません。神様がおられるとは確信できるのですが・・・
「深い河」 遠藤周作作 図書館資料 請求番号:913/エン
テレビで島田雅彦さんを見てイケメンだったので、どんな本を書かれているのかなと興味を持って読みました。本の装丁が魅力的です。往生際が悪いというのか情熱的というのか・・・
「往生際の悪い奴」 島田雅彦作 図書館資料 請求番号:913/シマ
私にしては珍しく時代小説。1のジャズ大名が面白かったです。
- ジャズ大名 - 筒井康隆
- 殺生関白 - 柴田錬三郎
- 晩春の夕暮れに - 池波正太郎
- 桜田御用屋敷 - 小松重男
- 金玉百助来歴 - 神坂次郎
- 忠直卿行状記 - 菊池 寛
「迷君に候」 縄田一男選 図書館資料 請求番号:B/メイ
1人暮らしを始めた娘へ母からの言葉の贈り物。誰が読んでもわかりやすくしあわせになれる本です。
「ありがとうがエンドレス」 田口ランディ作 図書館資料 請求番号:E/タグ
シェークスピアのお話。お話の中身は怖いものもありますが、挿絵が美しくファンタジーです。
- 夏の世の夢
- ヘンリー5世
- ロミオとジュリエット
- マクベス
- アントニーとクレオパトラ
- 十二夜
- ハムレット
- あらし
「シェークスピアストーリーズ」 文:アンドリューマシューズ 絵:アンジェラ・バレット
図書館資料 請求番号:児童 932/シ
とても読みやすい面白い婚活作品。短編集。
「こんなわたしで、ごめんなさい」 平安寿子作 図書館資料 請求番号:913/タイ
こちらも婚活のお話です。まあ、私の周りは婚活はもう過ぎてしまったので≧(´▽`)≦アハハハと気楽に笑って読みました。平安寿子さんは女性の心理を上手く表現されています。
「幸せ嫌い」 平安寿子作 図書館資料 請求番号:913/タイ
今月はたくさん本を読みました。メモっておくのが大変(;^_^A アセアセ・・・