ネットつながりで高槻在住のkimamaさんにお会いする機会がありました。お会いしていろいろお話ししていたら、本を自費出版されたことを伺いました。高槻の図書館にもあると伺ったので早速図書館で借りてきました。川柳の本です。私は川柳と言うと「サラリーマン川柳」ぐらいしか知らなくて「るりの羽根」を読んで、「これも川柳?」と驚きました。川柳とはあははっ!と笑ったり苦笑いするようなものと思っていたのですが、笑えないのです。kimamaさんはハンドルネームでペンネームは「相生冨美栄」さんです。ネットで検索しても出てきます。1冊¥840でkimamaさんのお家にあるそうです。よかったらお買い求めくださいね。いくつかご紹介しましょう。
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わたくしは母放心は許されじ
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眠れない私と眠らない巷
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わたくしに安らぎを見てくれる人
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ひとりぼっちで恋の話を読んでいる
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たよりない自分たよりに生きている
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暖かい手の持ち主になれそうな
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母も妻も女も捨てて深呼吸
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悲しみを手取り足取り教えられ
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泣いている子を抱き泣いているわたし
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生きている あんな男に養われ
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鳥籠もさえずる声は閉じこめず
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飛ぶ羽根は切っていたはず籠の鳥
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人混みに母の齢(よわい)を認めけり
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産声といっしょに生まれ出る秘密
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涙さえ出ないほんとうの別れ
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Eメール一瞬に恋空を翔ぶ
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鳥籠に生まれた鳥のるりの羽根
お気に入り度:★★★★★ 図書館資料 分類番号:911.4/ア