まず驚いたのがスタッフの数!(そこ!?・笑)
この日は台風接近中だったために風も強く、せっかく張っている陣幕が風で飛んじゃいそうに。その陣幕1枚につき最低1人は押さえてたし、他にも音響や動き回る方もいて、たぶん数十人はいたと思います。
それだけこの夏の陣に力を入れていたってことなんでしょうね。あとで熊本城おもてなし武将隊の方々も「ありがたい」と言っていました(^-^*
名古屋隊編でも書きましたが、この日は熊本城おもてなし武将隊全員揃っての演武、しかも演目が“賤ヶ岳の戦い”。いったいどんな演目になっているのか興味深々で開始を待っておりました。
最初に出てきたのは八十ちゃん。この方、場慣れしているというか大勢の人の前でも堂々としているので、安心して見ていられます(^-^)
八十ちゃんはいきなり団子が大好きという設定なため(笑)、お腹がすいたから父上の部屋からいきなり団子を取ってきちゃった、と言って食べ始めたら、陣幕の裏から八十ちゃんを探す父上・清正殿の声が。勝手に拝借してきちゃたので見つかるとヤバイということで隠れ・・・たのは観客の中 お尻をぐいぐいしながら客の中に入り込む八十ちゃんがかわいい
八十ちゃんが隠れた後、清正殿が出てきて「いきなり団子がなくなっとった。八十が取ってったに違いない。やそー、やそーっ!」
八十ちゃんは最前列にいるんですが、清正殿の目には入ってませんw もちろん八十ちゃん、出て行きません。
だもので清正殿、忍者を呼んできて八十ちゃんを探すように指示を出します。が・・・?
その忍者、なんと片桐殿と平野殿ー
忍者服に身を包み、目だけだ見える状態。初めて見た人には絶対誰だかわからないっ!(笑)
しかもこの2人(通称・コンコン)踊ったりミニコントしたりするばかりで、ちっとも探す気配ナシ。たまりかねた八十ちゃん、自ら出て行くのでありましたw
↓あ、コンコン右(平野殿)が(汗)
八十ちゃんが見つかったので清正殿再登場。いきなり団子の食べすぎで肥えてしまうぞ、いざというとき動けんぞ、と言う清正殿。
清正「わしが八十くらいの年の頃にはな、戦に命を懸けて戦っておったわ」
八十「さようでございまするか!わたくし父上の若い頃の話、聞いたことがございません」
清正「そうじゃったかのぅ?八十にはまだ話しておらんかったか?」
八十「はい。わたくし父上の若い頃の事、お聞きしとうございまするよ」
清正「おぅ、そうか!それじゃあのぅ・・・わしが齢21の時じゃ。賤ヶ岳の合戦という戦があってな・・・」
ということで、熊本城おもてなし武将隊夏の陣・賤ヶ岳の戦い、はじまりはじまり~~~。
賤ヶ岳の戦いとはなんぞや?みたいなナレーションで始まった時、初代と同じ方式だなあと思ってしまった。熊本式なのか?
山路「サルめ。柴田殿に勝てるとでも思うたか。信長様あっての秀吉よ!」
と登場したは庄林一心殿。ですが庄林としてではなく、山路正国として登場。どうやら熊本城おもてなし武将隊全員の中で、本来の役ままか、敵方の役となるようです。
庄林一心殿は山路正国、木村又蔵殿は佐久間盛政。そして飯田直景殿、平野長泰殿、森本一久殿、加藤嘉明殿、片桐且元殿はこの日足軽役を演じておりました。
「逃げるな、逃げるなー!」と敵を追いかけて出てきたのは、福くんこと福島正則殿。槍武披露の後「なんじゃその程度か。誰か拙者を楽しませる御仁はいないのかー!」
・・・って、福くん後ろー!敵が迫ってるーーーっ!
血気盛んな正則殿をフォローしに出て来たのは脇坂安治殿。
「光るいぶし銀、脇坂安治、いざ、参る!」
えいや、えいやっと敵を討ち果たしていく2人。恐れおののき、去ろうとした敵を追いかけようとした脇坂殿を槍で止める福島殿。
福島「ど け。じじぃ」
脇坂「・・・ふっ・・・。青いのぅ」
このやりとり、なんかイイw
ここで清正殿の陣内に場面が転換。
飯田「清正殿ー!清正殿、伝令でございまする、清正殿ー!」
と出てきたのはベーカクさんこと飯田直景殿。なにやら必死の形相です。
清正「何事じゃ、才八!」←幼名
飯田「は!申し上げまする!山路正国が、敵方に寝返りました!」
清正「!!」
飯田「よって、我が羽柴勢の弱点が、敵方に筒抜けになってございまする!」
清正「なんじゃと・・・!?」
清正殿は大岩山と賤ヶ岳が狙いだと見て、のろしをあげるよう指示を出します。そののろしを見たのは糟くんこと糟屋武則殿。
清正「あれは・・・大岩山のほうか!?胸騒ぎがする・・・皆の者、我らは一度、木の本へ向かう!」
そう言って去っていった糟屋殿と交代するかのように出てきたのは又蔵殿演じる佐久間盛政。“砦”の上からこんにちわ。
盛政「柴田勝家も羽柴秀吉も天下の器ではない。天下を手中におさめるは、この佐久間盛政よーっ!!」
高らかに名乗ると、庄林殿演じる山路正国が足軽連れて登場。取らぬ狸の皮算用な話をしつつ、次に狙うは秀吉のいない賤ヶ岳と言い。さあ、そろそろ“七本槍の”賤ヶ岳合戦です。
義太夫さん(森本殿)演じる敵と戦いながら出てきたのは清正殿。
清正「秀吉様が、戻られるまでは・・・っ!」
糟屋「清正殿ー!大岩山は陥落致し、中川(清秀)殿は討ち死に。秀吉様はこちらに駆けつけておられる。今少しの辛抱じゃ!」
合流した糟屋殿と、山路を始めとする敵方と戦う二人。清正殿が「援軍は、まだ来ぬのか・・・っ!?」と苦しそうに言ったとき、現れたのは脇坂殿と福島殿。
ああ、いいシーン、いいシーンなのに、福島殿の安芸弁(「拙者も来たけーの」)と清正殿の「おぉ、福島殿!」が気になってしまった・・・(><;)
(福くん、まだ安芸の城主じゃないよ?清正殿、福島殿って言うかなあ?こんなときは市松って言っちゃうんじゃないかなあ??って、そんなこと言ったら演目成り立たないけど。緊迫し始めたところなだけに、ひっかかってしまったのデス...)
流れる音も迫り来る音楽に変わり、出てきたは庄林殿演じる山路殿と清正殿、福島殿、糟屋殿、脇坂殿。必死な攻防が交わされます。やられまいとする山路殿でしたが、四人の武将に迫られてはどうにもならず。最後は清正殿の槍に突かれ、落ちていきました。
福島「勝ち鬨をあげろぉっ!」
全員「おーっ!」
ここで終わったのかと思いきや。
「皆の衆! ようやった・・・!」
え?えぇっ!?あそこに見えるは・・・!
清正「秀吉様っ!」
秀吉「大儀であった。機は熟した。準備はええな? いざ・・・出陣!」
全員「おおーーーっ!!」
そしてナレーション・エンド。ここまでで約20分。まずは演目レポでした。
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