信長様。天に還られてから数日経ちました。そちらの居心地はいかがですか？
先に還った方々は、ちゃんと迎えてくれましたか？
一人で寂しがっていませんか？
清正様が一緒に還ったから、寂しくはないですよね。ずっとボケ倒してるだろうから。
むしろつっこみ疲れているかもしれませんね（笑）
再び信長様に出会えた約4年前。
出陣時にあなたを見た瞬間、「ああこの人なら大丈夫だ」と思ったことを鮮明に覚えています。
見た目ちょっと怖そうなのにね。
お披露目式後、ハイタッチだというのに、相手の手のひらを包むようなかたちの手。
ちょっと変わった握手みたいでした。
お披露目式から半年後に行われたイベント『武士語』で、あなたは「つらかった」と言いました。
半年間ずっと、大きな苦しみを抱え、自分の肩にかかる重みを感じながら、必死に前へと進んでいたのでしょう。
同じ日に「ひさしぶりに人を好きになった」とも言っていましたね。
一緒に戦う他の9人と、自分を取り巻く多くの人と、歩んできた時間が「好き」に繋がったのでしょうか。
そこからのあなたは凄かった。
どんどんどんどん大きくなった。
気づけばあなたは織田信長だった。
見事なほど、織田信長だった。
家康様が安心して作業に取り組めるのも、あなたが表で全部受け止めてくれていたからです。
あなたが前面をすべて引き受けてくれていたから、任せられる人であったからです。
信長様。
あなたの出立が決まってから、友達に言われた言葉があります。
「信長様はもう名古屋だけの信長様ではない。武将隊界全体の信長様だ」
この言葉を聞いたとき、危うく泣きそうになりました。
すぐ近くに信長様がいる状況だったから、泣いちゃだめだと頑張りました（笑）
別の隊の家臣の方でさえも、そう思っていてくれた。それが本当に嬉しかった。
信長様。あなたが歩んできた成果が、ここにありましたよ。
あの日甦ってくれてありがとう。おかげでとても楽しかった。
今しばらくの間、魂を休めてあげてください。
またこの地に舞い降りるときのために。
それまでは天にて仲間と一緒に笑っていてください。