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武士語2016

2016年07月28日 00時51分04秒 | 名古屋おもてなし武将隊

武士語。
もののふがたり。
2016バージョン。
見てきました。

はじめての武士語は2012年12月。
大きな出立を経てからの、最初の大イベントが「武士語」でした。
あのとき自分も、そして武将隊のみんなも抱いたであろうさまざまな感情。
そしてここからまた彼らは飛躍していったように思っています。

そして今年、2016年7月。
お城に例えるならば、支えの石垣、顔となる天守閣、それがいったんなくなった武将隊。
ふたたび甦られたお二人が加わった、これまた最初の大イベントが、この「武士語」です。

もうひとつの桶狭間
金ヶ崎の退き口
華演武・第六天魔王の巻
一番槍
末森城の戦い
五大老
天下統一の巻

合間に踊舞さんの部屋(信長様をお呼びしての長ゼリフ)や、コント「ひのもっとまえだ」(違ったっけ?)などを挟みながら、一気にこれだけの演目を見せてくださいました。

本当にいろいろな感情が出たり消えたりしましたよね。
嬉しさ、悲しさ、切なさ、楽しさ、おもしろさ、たくましさ・・・。

最初の演目、もう一つの桶狭間を見たとき。
いままで清正様の立ち位置だったところを慶次様がやっているんです。
もちろんそのバージョンを見たことはありましたが、城友で、城友だと言っていた慶次様が清正様の位置を・・・!
幕があがり、十人揃って前へ進みいでてきた瞬間から涙がこぼれてきてたのに、この演目で慶次様が清正様の位置を取っていることに、嬉しいやら切ないやら、なんだか猛烈に涙があふれてきて。

同じ日のお城でも同じことを感じていたんです。
秀吉様、利家様、慶次様での夢幻の舞。
真ん中でビシッと決めるところがあるのですが、そこで慶次様が清正様と同じ位置にいて槍を構えて。
しゃがむところも清正様のところを慶次様が。・・・ああ・・・!・・・!!
姿形は違えど、こういうところにも魂が引き継がれているんだな、これが武将隊なんだな、と思ったのです。



秀吉様の演技力に手に汗にぎった金ヶ崎。
甦って、まだたった二ヶ月の信長様がここまで見せてくれた、と思った第六天魔王の巻。
今後はこれが三英槍の主たる演目になるんじゃないかと感じた一番槍。
踊舞さんとなっちゃんの想いを感じた末森城。
舞台絆で主役を演じ、かつ土台を失ったことに耐えたうえでのなにかが顔に現れていたように感じた五大老の家康様。
そして・・・天下統一の巻。

秀吉様のせつない想い、苦しい想いも伝わってきたし、利家様が一つハードルを越えた顔をしていたし、お虎清正様が崩すところは崩しつつも立派に加藤清正だったことも、ものすごく心にきた。

最後の演目、天下統一の巻。
まさかこれをやってくれるとは。
この演目って殺陣が全員バラバラで、でも要所要所はしっかりと同じ振り付けなんですよね。

いつだったか、利家様か慶次様が“瓦版の写真”について
「いままでと違ってバラバラの方を向いているが、これはわざとそうしている。ばらばらのように見えるが、その先はみな一つのところなのだ」
というようなことを話していました。

天下統一の巻を見ていて、ふとこのことを思い出して。
なんとなく、今後に向けての家康様の強い想いのような気がしました。

もっともっと一つ一つの感想をなんとか伝えたい、けれどどんな言葉を使っても、稚拙すぎる気がして言い表すことができません。
ただひとつ言えるのは、出立を経験すると誰しもが必然と強く前へと進もうとするのだなと。
いままで幾度となく同じ経験をしていますが、幾度となく同じことを感じてきましたが、やっぱりそれは何度でくわしても変わらない進化なのでしょう。

私はやっぱり名古屋おもてなし武将隊が好きだと思ったイベントでした。