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10時と3時のいっぷく

零細建築設計事務所の日常とその周辺を、コーヒータイムに綴ります。

駆け込み申請

2007年06月15日 | 未分類
今月20日から確認申請が厳しくなることは前回のエントリーで書きましたが、具体的にどうなるのかと言うと、実際にはまだ不明な部分があるということです。19日頃、国交省から具体的な運用基準みたいなものが示されるとのこと。何と施行日の前日! 。今の時点で分かっているのは、これまでちょっとした誤記入やミスは図面を訂正するか、差し替えで済んでいたのですが、今後はそれをいっさい認めないということです。つまり申請書類に誤りがあれば、再申請をするしかない、ということです。再申請となれば、手数料も再び掛かります。
そんな訳で、今設計中の物件、全部実施設計が完了した訳ではないのですが、確認申請に必要な部分は決まっているので、駆け込みで申請をして来ました。それでさっそく、1箇所私の見解と確認検査機関の担当者の見解が微妙に異なる部分があって、それについては検査機関の内部で検討して回答をもらう、ということになりました。まさに回答如何によっては、20日以降でしたら再申請になったかも知れない部分なのです。こういう事というのは、決して珍しいことではなく、建築というのは(少なくとも我々が設計するような)、画一的なものではなく、極めて個別的、特殊解ですから、法律の文面で簡単に解釈できない部分というのがある訳です。今後は、事前に検査機関側と打ち合わせする必要があります。それだけでも手間が余計に掛かる訳です。

確認申請後、「葡萄の丘の洋館」の現場へ。基礎工事もほぼ終わり、来週建て方に入ります。工事中の写真を「現場」のページと「フォトアルバム」へUPしてあります。

連休も最後

2007年05月06日 | 未分類
大型連休も今日で終わり。しがない自営業にとっては、祭日も平日も関係ありませんが、世間が休みとなると何となく無気力になります。昨日は、“葡萄の丘の洋館”のOH邸の請負契約を当事務所で行ないました。私も工事監理者の欄に記名捺印しました。これで、ようやくスタートです。
今日は午前中、近くの展示施設で行なわれている電力会社主催の電化住宅フェアへ。友人が勤務していて、今日の雨ではお客さんの入りも悪く、身を持て余しているだろうから、“サクラ”のつもりで行きました。ところがどっこい、駐車場は満杯で第2駐車場へ。中へ入っても結構な賑わいで驚きました。友人もせわしなく動き回っています。私に気がついて、お茶でもしようかと休憩コーナーへ行ったのですが、親子連れでなどで満席状態でした。時間帯が悪かったのか、仕方なく場内をぐるっと一周して早々に引き上げて来ました。

あぁデジカメよ

2007年04月26日 | 未分類
先日、ある物件を撮影しようとして、デジカメのスイッチを入れたら、本来なら飛び出して来るレンズが何とも反応なし。いろいろとからかっても手応えがありません。いわゆる故障です。直ぐに購入した店に行って修理を依頼しました。今日修理代の見積もりが来たのですが、何と18,600円。買った値段が3万円台ですから、半分にもなります。保証期間も過ぎています。おまけに大型連休目前、最短2週間掛かると言われて、追い討ちをかけるショックでした。当分現場の写真も撮影出来ません。

確定申告

2007年03月12日 | 未分類
昨日の日曜日に確定申告の書類を作り、今日は税務署へ提出して来ました。今年も“深刻な申告”状況で、いつになったら景気の回復が実感できるのでしょうか。今年はインターネットから申告をしようと思ったのですが、経験のある知人に聞いた所、結局は書類も出しに行かねばならないとのこと。PC上で数字を入れれば自動的に計算してくれるので、手間が省けるだけのことらしい。また、「e-Tax」となると、諸々の手続きをしなければならないそうで、それも煩雑です。在宅のまま全てが済むと思っていたずぼらな私にとっては、いつも通りの申告となりました。

税務署のすぐ近くに勤める友人の所に寄るのも毎年の恒例です。会社内にある喫茶室でコーヒーを飲みながらしばし雑談をして帰って来ました。

若い力

2007年03月01日 | 未分類
市内の工業高校建築科の卒業設計・課題研究作品展を見に行って来ました。この高校は積極的にコンペに応募していて、しかも優秀な成績を修めています。その成果を展示してありました。若い感覚溢れる力作ぞろいで驚きました。たまに若い人の作品を見ると、こちらも刺激になります。

悪い先輩たち

2007年02月14日 | 未分類
取引のある事務機器販売会社の展示会に行って来ました。毎年この時期に開催されるもので、特別買うものなどないのですが、出掛けています。一人で行くのもつまらないので、同業の先輩2人と待ち合わせして行きました。この二人も特別購入を検討しているものなどないのですが、冷やかし半分といったところでしょうか。案の定展示などに目もくれず、喫茶コーナーに座ってコーヒーを飲みながら、営業マンをからかっていました。今日はバレンタインデーで、コーヒーを運んでくれる女性社員にチョコレートを要求したりしていました。こういう先輩を持つと、こちらも鍛えられるものです。

カクテイシンコク

2007年01月22日 | 未分類
確定申告の申告用紙が税務署から届きました。毎年の事ですが憂鬱です。以前は受付が始まるとすぐ申告をしたのですが、ここ数年はどう言う訳か〆きりぎりぎりになっています。当事務所はたいした売上げもないので書類の作成など1日も掛からないのですが、だんだん歳と共に嫌な事は先延ばしする傾向になってきました。
確か昨年も書きましたが、申告の中身はまさに“深刻”です。

阪神淡路大震災から12年

2007年01月17日 | 未分類
今日1月17日は、12年前阪神淡路大震災が発生した日。早いもので12年経ちますが、震災の記憶がだんだん風化していくことを怖れます。当地もいつ大地震が起きてもおかしくないと言われる割には、のんびりしたものです。毎年この日は「応急危険度判定士の情報伝達訓練」があります。今日も午前9時半から行なわれました。私も連絡員になっていて、4人の判定士に、地震が発生して出動要請があったという想定で、電話連絡を入れました。その結果は1人が直接伝達、2人が伝言、残る1人は不在(留守電にもならない)でした。

一般の判定士には、今日こういう訓練があるということは知らされていないのですが、今日という日が特別な日ですから、たまには本当に抜き打ちでやってもいいと思います。それと本県では大勢の人が判定士の登録をしていて、それはそれで結構なことですが、名簿を見ると勤務先欄が空欄だったり、この人本当に被災地へ行けるのかと思われる人がいたり、ただ、社会的アピールで判定士になっているのでは困ったものです。新潟中越地震の時を経験した者としては、そんな心配をしています。

謹賀新年─流行不易

2007年01月02日 | 未分類
新年明けましておめでとうございます。ブログを継続するのは大変な事ですが、マイペースで今年も続けて行くつもりですので、どうぞよろしくお願い致します。
今年は事務所登録満25年を迎えます。1982年の9月15日(私の誕生日)に独立を決意し、当時は9月15日は「敬老の日」で祝日でしたから、翌日県へ事務所登録にいきました。そして許可が下りたのが10月5日でした。今年の10月5日で25周年となります。よくここまでやって来れたものだと自分でも驚いています。これも私の廻りの多くの方々のご厚情の賜物と感謝しています。

よく、企業の30年説ということを聞きます。どんな好調な企業でも30年経つと色々な環境の変化などで、大きな転換を迎えるというものです。そこをうまく乗り越えた企業が長く続いているというのですが、私のような個人経営にも当てはまるかどうかは分かりませんが、30年に限らず、常に世の中の動きにアンテナを張っていなければと思います。ただ、世の中の流れに単純に迎合するのでなく、この仕事を天職として思っている以上、不易の部分は大事にして行きたいと思っています。いくら時代が変わっても、変わらないもの、あるいは変わってはいけないものも必ずあると思います。自分への戒めも込めて今年の第一声とします。

さよならプロッター

2006年12月20日 | 未分類
前回のエントリーに書きましたH社のプロッターですが、とうとう寿命と相成りました。昨日、出力をしだしたら、途中から動かなくなってしまい、エラーのランプが点灯。今日になってメーカーのサービスから電話で指示を受け、色々とからかったのですが、ベルトが寿命のようであちこちで亀裂がでていました。本来ならベルトを取り替えれば済むのですが、何せ10年以上経っていて、メーカーでもこの機種の部品は製造していないとのこと。嫌が応でも新しいのを買わなければなりません。この暮れに来て痛い出費です。
もう一つの問題は、我が狭小事務所にどう配置するか、です。図面上で、色々レイアウトを考えてみたのですが、非常に難しい状況です。事務所を大掃除しながら模様替えしなければならず憂鬱です。
それにしてもこのプロッター、先日新しい機種の試験を見届けて、安心したのでしょうか。長い間ご苦労様でした。

プリンターの検証

2006年12月15日 | 未分類
今使っている出力機器は2台あって、文書類のA4サイズまでがC社のインクジェットプリンターで、99年11月購入だから丸7年経っています。図面などのA2サイズはH社のインクジェットプロッターで、96年3月購入だから10年以上経っています。途中ベルトが切れて交換したことがあります。両機とも最近くたびれて来たのか、調子が今一つです。そこで、買い替えを検討しているのですが、今はハガキサイズからA2まで印刷できるプリンターがあって、それならば1台で済むと言う訳で、事務機器販売会社の営業マン氏がしきりに勧めに来ます。カタログを見ていたら、私のPCのOS及びCADのバージョンに対応しているかが不明(何せ古いバージョンですから)でしたので、熱心な営業マン氏はメーカーに問い合わせたのですが分からないと言う。そこで、実機で検証することになりました。

実機がメーカーの本社からピアノ運送会社の手によって送られて来て、メーカーから二人、販売会社の営業マンと三人で立会うと言う、大掛かりなことになりました。

結果は無事出力されましたので、現在の私の環境では使えることが証明されました。ただ、カラカラと金属音をたてていたプロッターが、どう言う訳か数日前から音もしなくなったのは不思議な事です。

近代建築探訪忘年会

2006年12月08日 | 未分類
関わっているボランティア団体の会議のため上京しました。午後1時半から5時過ぎまでの長丁場でした。たまたま同じ日に、「近代建築探訪メーリングリスト」のメンバーの忘年会があったので、午後6時半からそちらに参加。老若男女13人ほどが集まったのですが、私はどちらかというと“老”の部類に入るのでしょうか? 春の「まちかどの近代建築写真展in甲府」の時にお世話になった皆さんとも再会しました。途中で失礼して新宿を8時40分の高速バスで帰って来ました。

祝!6周年

2006年11月09日 | 未分類
気がついたら昨日で、当事務所のホームページ開設6周年でした。
早いものです。今思うと、最初の頃は見様見真似でよく分からないままやっておりました。この6年間ホームページからの問い合わせが13件ほどありました。その中からリフォームも含めて、実際設計をしたのが5件です。その他は2-3回メールのやり取りで終わったものや、こちらからお断りしたものもあります。これ以外にHPが“補助”的な役割をして、設計の依頼があったものも何件かあります。つまり、元々当事務所の存在は知っているのだが、過去の実績とか、私の考え方とか、そういうことが今一つ分からない。それをHPから知る事によって、依頼が来たというケースです。理想はこういうケースだと思います。全然知らない人がHPを見て、依頼があるのも嬉しいのですが、結果的に相性が合えば良いのですが、全てがそうとは行きません。こちらからお断りしたケースはそういう判断をしたからです。本当はこれからも改善を加えてより良いHPにしたいのですが、時間がないのと、ウェブの知識に乏しいのとで、なかなか思うように行きません。
今後とも宜しくご愛顧のほどお願い申し上げます。

あぁWindows

2006年09月06日 | 未分類
 私のPC歴は1995年に最初のMacを購入したのが始まりで、以後デスクトップ機、ノートとも2代目です。最初からMacでWindowsというのはいじったことがありません。Macにした理由は仕事に使いたいCADソフトが、その当時Mac版しかなかったからです。勿論CAD以外の仕事も充分Macで間に合ってきています。しかし、ご存知のようにMacのシェアというのは10パーセント程度で、通常PCイコールWinと思われています。
 ところが、高校生の娘がPCを買うことになり(今では学校側からお子さんにPCを与えて下さいと言われる)、これから先のことを考えればMacという訳にはいきません。それで仕事の取引のある事務機屋さんから購入することにしました。長い付き合いのある営業マン氏にどういう機種がよいか相談して本日納品となった訳です。量販店で買わなかった理由の一つは、インターネットの設定が関係しています。つい7月に光ブロードバンドにしたばかりで、これに新しくWin機を無線ランで増設となると、Win機を知らない私にとっては複雑な設定が難しいと判断しました。ルーターが置いてある事務所と、2階の娘の部屋で無線が有効に機能するかも不安です。営業マン氏と一緒に来た若い社員が、こともなく設定してくれて、無事開通しました。

 ところでつい先日、耐震診断の講習会があったのですが、その診断プログラムをサイト上からダウンロードして使えるようになっています。ただし、受講者一人一人にIDが与えられていて、誰でもできると言う訳ではありません。あくまで講習を受けた人に限っています。何せ受講料13,000円掛かっています。ところが問題はそのプログラムの動作環境がWindowsを対象にしていることが講習を受けて初めて知りました。翌日主催者に電話して、今までMacユーザーの人から同様の問い合わせがなかったか聞いたのですが、「おたくが始めてです」との返事でした。たまたま娘のために買ったのが、Macユーザーの私の役にたつことになりそうです。
 この耐震講習、実は今回で数回目ですが、私は過去2回申込みをしたのですが、定員に達したためという理由で受講出来ませんでした。ですから今回は受講受付け開始日当日の、しかも開始時間(10時)ぴったりに直接申込みに行きました。自分では一番乗りだと思ったのですが、当日受講会場に行くとどう言う訳か8番目の席でした。


画像は娘の机に納まったPCですが、この写真を撮ろうとしたら『またブログに載せるんでしょ』と見破られました。

何をかいわんや

2006年08月23日 | 未分類
 過日某市に建築確認申請をしたのですが、今朝、市の教育委員会から電話があり、確認が出されている場所は埋蔵文化財発掘の届け出が必要な地域に該当するとのこと。届け出用紙を受取りに行く旨を伝え、さっそく教育委員会に出向きました。行くと電話をくれた人は出掛けていたのですが、私宛に封筒に入れた用紙が用意してありました。それを受取り事務所に戻り、用紙に書込み、添付図面も揃えました。暫くすると郵便物の配達があり、それを見てびっくり。何と教育委員会から届け出用紙一式が送られてきたのです。まぁ内部の連絡不足と言えばそれまでですが、私が朝方急いで行ったのは全くの無駄だった訳です。事務所から比較的近い所でしたから、それほどの時間のロスもありませんでしたが、これがもし、遠い役所だったらどうでしょう。もう少し緻密にお仕事をして頂きたいと思います。

 実は今回の物件の場合どうしても納得できない部分があります。建築確認を出した現場はつい2週間前に開発行為(分譲地の造成)の検査を受けたばかりの所です。当然造成工事の時にも今回と同じ埋蔵文化財の発掘調査をしているのです。その同じ場所で何で2度も同じことをしなければならないのでしょうか。今回建築するのは木造住宅で、基礎も現在の地盤から40cm程度しか掘りません。造成の時のほうが境界のコンクリート壁や道路側溝等のために深く掘っているはずです。教育委員会の言い分は“造成と建築は別もの”という見解ですが、土をいじることには何ら変わりはありません。私に言わせれば、書類の用紙の件にしろ、発掘にしろ余計な仕事を自分達で作っているようにしか思えません。