歴史的な建造物の保存というのは、特に取り壊しの危機に瀕している場合は難しい点が多いと思います。今回「甲府カトリック教会」の情報を提供してくれた知人のIさんからも、山梨の宝として保存できる道を示して欲しい旨のメイルを頂きました。私もまったく同感で、何とかできないものか色々と考えてみました。
このようなケースの場合、幾つかのアプローチがあると思います。
まず、第一にこの建物が歴史的、学術的、文化的にみてどの程度の価値があるか、客観的に判断する必要があります。私個人の嗜好ではなく、しかるべき機関で判定をしてもらうということです。それでさっそく、市の文化・芸術課に電話をして事情を説明しました。電話に出た担当の方も非常に好意的で、一度現地を見させて欲しいとのことでした。
もうひとつのアプローチは、建築関係団体からの働きかけでしょう。建築学会や建築士会といった職能団体でも所有者に保存の要望書を出すケースがありますが、ただ今回の場合、すんなりそう行くとは限りません。
最後の方法として、これが一番効果的だと思うのですが、“草の根保存運動”を展開する、ということです。行政や専門家ではなく、一般市民がこの建物に愛着を持ち、その価値を認めれば、所有者の心も動くかも知れません。その手法はいろいろ考えられますが、マスコミを利用するのも一つの方法です。Iさんのメイルへの答えになったでしょうか。
余談ですが昨日教会の事務所で、ロッカーの上に十字架が刻まれた鬼瓦があるのを発見しました。以前の教会に使われていたもののようです。地震で落ちて割れないように、大切に保管して頂きたいものです。
このようなケースの場合、幾つかのアプローチがあると思います。
まず、第一にこの建物が歴史的、学術的、文化的にみてどの程度の価値があるか、客観的に判断する必要があります。私個人の嗜好ではなく、しかるべき機関で判定をしてもらうということです。それでさっそく、市の文化・芸術課に電話をして事情を説明しました。電話に出た担当の方も非常に好意的で、一度現地を見させて欲しいとのことでした。
もうひとつのアプローチは、建築関係団体からの働きかけでしょう。建築学会や建築士会といった職能団体でも所有者に保存の要望書を出すケースがありますが、ただ今回の場合、すんなりそう行くとは限りません。
最後の方法として、これが一番効果的だと思うのですが、“草の根保存運動”を展開する、ということです。行政や専門家ではなく、一般市民がこの建物に愛着を持ち、その価値を認めれば、所有者の心も動くかも知れません。その手法はいろいろ考えられますが、マスコミを利用するのも一つの方法です。Iさんのメイルへの答えになったでしょうか。
余談ですが昨日教会の事務所で、ロッカーの上に十字架が刻まれた鬼瓦があるのを発見しました。以前の教会に使われていたもののようです。地震で落ちて割れないように、大切に保管して頂きたいものです。