わしやま

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一番星みつけた

2010-12-30 23:44:00 | わしやま音楽祭Vol.12
お届けするのは

菅原文太&愛川欽也「一番星ブルース」

この曲は、1975年映画「トラック野郎」シリーズの主題歌。

この映画の主演はプライベートでも大親友という菅原文太、愛川欽也。

煌びやかな電飾と極彩画に飾られた長距離トラックの運転手、一番星桃次郎とヤモメのジョナサンが巻き起こす、アクション・メロドラマ・お色気・下ネタ・笑い・人情が渾然一体となった大衆娯楽活劇である。

内容として、

日本全国津々浦々を走る長距離トラック運転手(白ナンバー)の主人公、一番星・星桃次郎(菅原文太)と、子沢山の相棒、やもめのジョナサン・松下金造(愛川欽也)が、各地で起こす珍道中。シリーズ全10作に通ずる基本的なストーリーは、桃次郎が目の前に現われたマドンナに(たいてい便所や情けない姿をしている時に遭遇)一目惚れをし、相手の趣味や嗜好に合わせて(見当違いの)付け焼刃の知識で積極的にアタックしていく。

また、個性の強いライバルトラッカーが現われ、ワッパ勝負(トラック運転での勝負)や一対一の殴り合いの大喧嘩を展開する。そして、「母ちゃん」こと松下君江(春川ますみ)を始めとするジョナサン一家、女トラッカー、ドライブインに集う多くのトラック野郎達等を絡ませ、人間味あふれるキャラクター・桃次郎を中心に、様々な人間模様が綴られてゆく。

また、青森ねぶた祭りや唐津くんちなど、全国各地の有名な祭りの場面が登場するのも、このシリーズの特色である。結局、恋は成就せず物語はクライマックスへ。天下御免のトラック野郎に戻った桃次郎は、時間が足りない悪条件の仕事を引き受け、一番星に荷(人)を載せてアクセルを踏み込み大爆走させる。

そのアクセルを踏み込んだ時の加速力(メーターの上がり方)は圧巻である。追っ手の警察を蹴散らし、強化された検問を突破し、トラック野郎達の応援・協力を得て、道なき道を走り一番星号をボロボロにしながらも(劇中に障害物で行灯が割れたり、泥水でトラックが汚れるなどの描写がある)時間内に無事送り届け、修理を終えた一番星号とジョナサン号が走り去る-というシーンで「完」を迎える。

その後10作に上るシリーズで、2010年7月、シリーズ完結30周年記念として、研究本「映画『トラック野郎』大全集 」が出版された。


エピソードとして

第1作の撮影前、監督鈴木則文と脚本澤井信一郎とで、長距離トラックに同乗する5日間の取材旅行を敢行し、シナリオの執筆にあたった。

一番星号の正面下部にある「雪の下北」「はぐれ鳥」の装飾は、取材旅行で最初に同乗したトラックにあった装飾を、そのまま引き継いだものである

この曲の作詞作曲は、

ダウンタウンブギウギバンド「港のヨーコヨコハマ」の大ヒットで、勢いついた、

入江雅人と同じ潜在能力の阿木燿子、安田美沙子と同じ潜在能力の宇崎竜童の夫婦で手がけ、

この曲には宇崎さんが在籍するダウンタウンブギウギバンドも演奏として参加している。


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