Unix関連活用日記(旧Solaris_x86活用日記)

macOSやFreeBSD,Linuxを中心とした内容に変更
(自称Solarisエバンジェリスト)

Ubuntu 19.10 外部モニターの解像度の設定方法

2020年02月15日 17時57分24秒 | Ubuntu関連
Unix系OSのデスクトップ環境では、Macが頭抜けて最強なんだけど、次を上げろと言われれば、Ubuntuだ。
残念ながら、GhostBSDやOpenIndianaでは、内蔵のストレージ以外でBootさせることができない。
その点、Ubuntuは、どんな環境下でもBoot可能である。
事実、microSDカードやUSBメモリーにインストールして、複数のPCから起動が可能だ。

さて、本題に戻るが、Ubuntuは外部モニターの解像度の取得に難点がある。
ただ、次のように実行すれば、自動ログイン時から有効になる。


表示させたい解像度を、 1680x1050 とする。

端末を開いて、

先に外部ディスプレイの名称を取得する。
$ xrandr
 Screen 0:〜〜〜〜〜〜〜
  〜
  〜
VGA-1 connected 〜〜〜〜〜
HDMI-1 disconnected 〜〜〜〜〜
DP-1 disconnected 〜〜〜〜〜
この VGA-1 connected が接続されている外部モニターだ。
以下、この VGA-1 を指定して設定していく。

$ cvt 1680 1050
# 1680x1050 59.95 Hz (CVT 1.76MA) hsync: 65.29 kHz; pclk: 146.25 MHz
Modeline "1680x1050_60.00" 146.25 1680 1784 1960 2240 1050 1053 1059 1089 -hsync +vsync

のように返って来るので、最後の Modelineの次の"1680x1050~をコピーして、

$ xrandr --newmode "1680x1050_60.00"  146.25  1680 1784 1960 2240  1050 1053 1059 1089 -hsync +vsync
$ xrandr --addmode VGA-1 1680x1050_60.00
$ xrandr --output VGA-1 --mode 1680x1050_60.00

この3行を実行すると即座に反映される
次にデスクトップから、「設定」⇒「デバイス」⇒「ディスプレイ」
のディスプレイモードで、好みにモードに設定する。
[画面を拡張][ミラー][シングルディスプレイ]
から選ぶ。
私の場合は、[画面を拡張]を選択したので、配置を設定して、「適用」⇒「設定を保存」する。
しかし、残念ながら、この保存は、ログインしているときだけの一時的なもので、コンピュータを再起動するとすべて消えてしまう。
それを解決するには、
次のようにする。

再度、端末から、

$ touch monitor.sh
$ chmod 755 monitor.sh
$ vi monitor.sh

先の3行を記述して、保存する。(monitor.shは任意の名称)
更に、デスクトップから、「アクティビティ」⇒検索ワードに「se」と入力すると、「自動起動するアプリケーションの設定」が出てくるので、「追加」⇒先程作成した、monitor.shをしてして保存。
最後に、

$ sudo cp ~/.config/monitors.xml /var/lib/gdm3/.config

で終了。
これで、次回からも反映される。




寄せ集めの廃棄同然マシンをUbuntu Serverマシンとして再生させた

2019年10月17日 06時42分34秒 | Ubuntu関連
マシンスペックの概要は,
CPU:AMD Huron(TM) 650MHz
SDRAM Clock:100MHz 768MB
32ビットのCPUで,メモリが1GB未満
こんなマシンで動かせるのは,Windows XPぐらいな物しかない。いいや,以前は,Solaris9と10を動かしていたが,Solarisの開発の終焉に伴って,暫く放置していた。
このマシンのスペックは,元々は上記の構成ではなかった。
他の2台のマシンを廃棄にするに伴って,生きているマザーボード,CPU,メモリを寄せ集めて上記のスペックとなった。

幸いにして,Ubuntu Serverエディションには,32版がまだリリースされている。
既に,ディスクイメージは,16.04.6で終了してはいるが,リポジトリは残されているので,遠回りではあるが,アップグレードは可能だ。
今現在の最新リリースである18.04.3までアップグレードしてある。

今後いつまで,32ビット版のサポートがされるかは不明なため,早期に最新マシンへ切り替える必要があるだろう。