Unix関連活用日記(旧Solaris_x86活用日記)

macOSやFreeBSD,Linuxを中心とした内容に変更
(自称Solarisエバンジェリスト)

FreeBSDサーバーの引っ越し(驚くほどスムーズ)

2021年10月28日 15時49分49秒 | FreeBSD関連
Dell SC430サーバーでメールサーバー(受信専用)を運用していたが,
突然スイッチランプがオレンジに点灯+CPUファンがけたたましく轟音をあげ起動しなくなった。
モニターにはメモリー関連のエラーが表示されていたので,メモリーを抜き,無水エタノールで,スロットまでも磨き上げたが症状は改善されなかった。
Webで同様の症状のトラブルシューティングを探してそれらしい処置を行ったがまったく変化なし。
行き着くところはマザーボードしかないところまで絞り込んだところ,ボード上の1つのコンデンサーが破損しているのを発見した。
これ以上は無理だと判断し,急遽Ubuntu21.10専用マシンにHDDを移動させる試みをした。
FreeBSD-13.0-RELEASE-p4は,2台のHDDでZFSによるstripeを構成している。更に,ボリューム全体を暗号化してある。

この2台のHDDを別のマシンに載せ替えただけで,起動できるのか不安が残ったが,前に進めるしか手がないため,強行突破を試みた。
パソコンのBIOSはデフォルト設定にしてあるので,BIOSは無事通過した。
次の画面で,パスフレーズの画面が立ち上がり,OSの起動の手前まで進んだ。
パスフレーズを入力すると,難なくFreeBSDが立ち上がった。
一つのエラーも表示されない。
rootでのログインも問題がない。
そこで,ネットワークに繋がっているかを確認したところ,当然IPアドレスを決め打ちしたNICが見当たらないので,ネットワークは死亡。
そこで,オンボード上に2つあるNICをひとつずつ確認しながら,IPアドレスの決め打ちを行って無事設定できた。
FreeBSDがこんなにも簡単にマシンの引っ越しが可能なことにあらためて感動した。