Unix関連活用日記(旧Solaris_x86活用日記)

macOSやFreeBSD,Linuxを中心とした内容に変更
(自称Solarisエバンジェリスト)

Solaris 11 11/11インストール雑感

2011年11月12日 05時23分31秒 | Solaris 11
11/9リリースされたSolaris 11 11/11をインストールしてみた。
印象としては、満を持して登場した割には、完成度が低い。
パッケージ不足のインストーラー作りになっていて、必要なツールがどのパッケージに入っているかが分からない。
取り敢えず、Text InstallとAutomated Installationの両方を試したが、インストール後の設定がやたらと大変だ。
Live Mediaからのインストールで、必要なツールがどのパッケージに入っているのかを探ることにするが、今は、Solaris 11の出番がないので暫く経ってからにしよう。
その内、これらを解決した諸氏の書き込みも登場するかもしれないしね。

それにしても、Macbook AirとOS X Lionの完成度の高さには驚嘆する。

まだ、OS X Lion Serverは触ったことがないが、現在リリースされているUnix関連では、OS X Lionは図抜けている。

私としては、使い勝手が良く、安定さえしていれば、どのUnixでも構わない。
兎に角、Windowsじゃなく、Unixであればいいのだから。

インストールの仕方でUIが変わる

2010年11月28日 02時15分43秒 | Solaris 11

Text Install CDからだと,途中でrootのパスワード設定が可能になり,rootでのログインもできる。
但し,dtloginはインストールされないので,CUIによるログインになる。

また,LiveCDからインストールすると,下のようなログイン画面が表示され,GUIによる操作が可能だが,rootでのログインはできない。

但し,suコマンドでrootにはなれる。最初のsuコマンドのパスワードはインストールの際に作った一般ユーザと同じパスワードが設定されており,すぐさまパスワードの変更を促される。

XDMCP絡みのプログラムはインストールされない。
正式リリース版では,多分含まれるだろうと思う。

いずれにしても起動がかなり高速だ。


Oracle Solaris 11 Express 2010.11のリリースが開始された

2010年11月18日 05時21分42秒 | Solaris 11
http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/solaris11/downloads/index.html
からダウンロードできる。
英文だけどガイドもアップされている。
皮肉にもまだ,リンク先はsun.comドメインですね。

今回は,複数のインストール形式をサポートしており,それに応じたインストーラがダウンロードできる。
Download Download for SPARC - Text Install (452 MB)
Download Download for x86 - Text Install (479 MB)

Other Downloads

Oracle Solaris 11 Express 2010.11 Automated Installation
Oracle Solaris 11 Express 2010.11 LiveCD for x86
上記の2点についてもインストールガイドが公開されている。
更に
Oracle Solaris 11 Express 2010.11 Repository Image
USB Install Images for x86

とかなり多彩で豊富にリリースされており,Sunのときよりもバリエーションに富んでいるという印象だ。

使い勝手については,後ほどレポしたいと思う。

Solaris 11のUIはOpenIndianaだ。

2010年10月02日 07時10分13秒 | Solaris 11
昨日、Oracleに買収されて初めてのSolaris関連のナイトセミナーが開催された。
Sunの時代には、主にOpenSolarisを中心に行っていたセミナーだ。

そのセミナーも当初は、Solaris 10の内容で始まったが、途中からOpenSolarisプロジェクトが始動したためそちらにシフトしていったという経緯だ。

Solarisに関しては、当面消滅することはなさそうだが、行方にはかなりの不安が残る。

もうすでに、Solaris 10ではUpdate Managerによる無料のパッチリリースは停止されている。

完全に”商品”に返り咲いたということだ。

さて、個人使用はどこに依存したらいいかというと現時点では、不明だ。

ただ、昨日見た将来Solaris 11になるであろうプロトタイプ(Solaris 11 Express)は、現在リリースされているOpenIndianaそのものだった。

これまでは、Solaris 10とExpressが同じUIで、OpenSolarisとは違っていた。
現時点では、Solaris 10 9/10とOpenIndianaの2種類のUIだが。
昨日見た限りでは、OpenIndianaのUIがSolaris 11になるようだから、OpenIndianaのUIも変わる可能性があると思う。
それともillumosが大幅に変わったUIでリリースされるのか?それもまだ未発表であるので不明。
満足感を一杯のLinuxがない現状では、どうしてもSolarisに依存したいのだが、先行き不透明でかなり不安だ。