
著 梨木香歩
新潮文庫 400円(税別)
本棚書庫は久しぶりの更新ですね。
帯に「映画化」とか、「○○万部突破」とか「ベストセラー」とか書かれていると、
「そんぴん」な私は買わないのですが、珍しくこの本は表紙と帯に引かれて買ってしまった。
買っても棚に仕舞って読まない事も稀にあるのですが、この本は直ぐに読んでしまった。
やたら分厚い本が多い中、これは解説入れても200頁そこそこ。
軽快な文章に引き込まれてぐんぐん読み進めてしまいます。
栗本薫とか、松岡圭祐の「千里眼」とか捻りに捻ったミステリー系ばっかり読んでたから、
純文学的この作品は、すごく新鮮な感じがしました。
ストーリーは、学校にいけなくなっちゃった主人公「まい」が、田舎に住むおばあちゃんと暮らす中で生きる力を取り戻して行くってのが基本設定なのですが、なんだろう?
一生懸命とかじゃ無いんだよね、当たり前のこと当たり前にやってる?
都会も田舎も関係なく、心に疲れを溜め込んで生きてる現代人。
「これでいいんだ・・」って、スッと心が軽くなる・・・
そんな感じの作品です。
良い作品です。
昨日は大盛況の運動会でしたが、実家の地区の運動会に比べると人が多くてね。
見てるだけで出番が殆ど無い。
私はパン食い競争、足の速いかみさんは?何メートル走だかと女子リレー
ヤット君も100m走と何だけ?ちょっとしたゲーム。
ヤット君はもちろんビリだけど、一生懸命走る姿は感動的。
一番観客の注目集めて、一番応援が多かったかも?
あとは、悪いんだけど、知らない人が走ってるの見てても暇でねー・・・
悪いとは思ったけど、この本読んでました。
悪いとは思ったけど、熱中して読めちゃった。