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バイク好きオヤジのひとりごと

台風

2019年11月18日 | 日記
今年は大きな台風が2回も関東を直撃して甚大な被害が出たのですが
毎年台風に直撃される九州出身の私が見ると
普段から台風に縁がない地域ゆえ、台風の性質を知らない事が
被害を拡大させたような気がします。


前線の影響による集中豪雨は何処で雨が降るか判らないので仕方ないですが
台風の場合、雨が降る地域とそれに伴う被害はある程度予想出来ます。
北半球で発生する風は 必ず左回り(反時計回り)の強い上昇気流で
風の向きも台風の中心を軸とした左回りです。

暖かく湿った空気が山にあたると上昇し、上空で気温が下がると
空気中の飽和水蒸気量が少なくなるので 空気中の水分が凝固して液体の水になり
それが地上に落ちてくるのが雨

台風の進路は、関東地方に上陸するコースだった場合
かなり高い確率で南南西から北北東に進みます。
台風の雨雲は進路前方から東側に多く発生して
さらに左回りなので、暖かく湿った東または南東向きの強い風が吹きます。


東または南東の風が直角にあたる山がある→つまり西側から北西側に山地があり
台風がその地域を通ると、大雨が降る全ての条件が揃うわけで
その山地に当たって発生した大雨が川に下ってきて 水害を発生させます。

関東地方全体を見たら、北西側に山地を抱えた地形なので
台風19号で その地域を流れる川が全て氾濫の危機になった訳です
地形は変わらないので、この先も大型の台風が来る度に
同じような水害が起こると思います。

大雨が降るのは防げないけど、仮に降ったときに予想される水の流れを読み
同じ地域でも水害が発生しないと思われる場所を選んで住むくらいしか
自衛する手段はありません。


九州で生まれ育った私は 台風を何回も経験しており怖さも知っているので
関東地方で一生住む家を決めるときに、台風の被害が少ないと思われる地域
さらに、他の原因で雨が降っても水没することが無い場所を選びました。

私が住んでいる場所は 横浜中心部から見ると西側
三浦半島から続く山地が東側にあって、西は はるか先の丹沢山系までほぼ平らです
つまり、台風が直撃しても大雨になる条件が揃わない地域

近くに大きな川が無く、地域を流れる比較的細い川はあるけど
大きな川が無いということは、仮に大雨が降っても水が集まる所では無いということ

我が家はその細い川の堤防より少し高く、少し離れた所にある平坦地で
近くに縄文時代の遺跡もあり、その時代から人が住んでいたという事は
今まで大規模な災害も無かったって事ですからね。

さらに、今の家を買う前に近所を歩いて街全体の小さな起伏を調べて
仮に大雨が降った場合、何処を水が流れるかも確認しました。


長崎にある家(実家と手に入れた土地)も 台風で大雨が降る条件が揃いません。
実家は、西側に海、東側に山がある街で、市街地より少し高台にあります。
新たに手に入れた土地も、南側に山があり、西側は平坦地
昔からある街道の宿場町なので、今まで水害も無かったんでしょう。


全ての人が私のように出来るとは限りませんが
一生住もうと決める場所なら、自然災害を考慮する事も必要だと思います。
コメント (2)
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