《ちょっと長めのショートショート》とサブタイトルがついて、
「おみそれ社会」「ノックの音が」「マイ国家」を底本にした9編収録。
星新一さんの本はほぼ全部読んでいるので、今回収録された物も読んではいるのだが、
よく覚えていたのは「牧場都市」。
他は読むと思い出したり、すっかり忘れていたり。
また楽しめるからいいか、とも思う。
星さんが亡くなり、新作はもう出ないが、このように新たな編集や装丁で出版されるのは、新しい読者を掴む上ではいいのかも知れない。
でも、オリジナル編集はそれなりにまとまっていたから、オリジナルもなくさないで欲しい、と思う。
「ノックの音が」はその顕著な例。全部「ノックの音がした」から始まるのだから。
ショートショートは、直ぐ読めてしまう。だから余韻もあっという間かと言うとそんな事はない。
まるで長編を読んだように、心に深く刻み付けられる話もある。
余韻も、恐ろしかったり、清々しかったり、パワーをもらったり、えっ?と疑問符が浮かんだままだったり、ほのぼのしたり、バラエティに富んでいる。
そして、星さんが御自分の父上や祖父上のことを書いた小説やエッセイも、とても興味深く面白い。
大好きな星新一さん。たくさんの人に読んで欲しい。
「おみそれ社会」「ノックの音が」「マイ国家」を底本にした9編収録。
星新一さんの本はほぼ全部読んでいるので、今回収録された物も読んではいるのだが、
よく覚えていたのは「牧場都市」。
他は読むと思い出したり、すっかり忘れていたり。
また楽しめるからいいか、とも思う。
星さんが亡くなり、新作はもう出ないが、このように新たな編集や装丁で出版されるのは、新しい読者を掴む上ではいいのかも知れない。
でも、オリジナル編集はそれなりにまとまっていたから、オリジナルもなくさないで欲しい、と思う。
「ノックの音が」はその顕著な例。全部「ノックの音がした」から始まるのだから。
ショートショートは、直ぐ読めてしまう。だから余韻もあっという間かと言うとそんな事はない。
まるで長編を読んだように、心に深く刻み付けられる話もある。
余韻も、恐ろしかったり、清々しかったり、パワーをもらったり、えっ?と疑問符が浮かんだままだったり、ほのぼのしたり、バラエティに富んでいる。
そして、星さんが御自分の父上や祖父上のことを書いた小説やエッセイも、とても興味深く面白い。
大好きな星新一さん。たくさんの人に読んで欲しい。
星新一さんは昔に少し読みましたが、
一番のオススメは何ですか?