しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ブラッド・ダイヤモンド」 2006米

2008年05月13日 | 映画
監督 エドワード・ズウィック

激しい内戦が続く90年代のアフリカ、シエラレオネ。
漁師ソロモンは息子ディアを学校に通わせ、医者にする夢を持っていた。
しかしある日、反政府軍RUFが村を襲撃しソロモンと家族は離れ離れになる。
ソロモンはダイヤモンド採掘場で強制労働を強いられる。そんな中、彼は大粒のピンク・ダイヤを発見し隠す。
その時、政府軍の攻撃がありソロモンも投獄される。
ダイヤの密輸に手を染める元傭兵ダニー・アーチャー(レオナルド・ディカプリオ)も同じ時に投獄される、そこでソロモンがピンク・ダイヤを隠しているという話しを耳にする。
ダニーは釈放後、ソロモンも出所させ、家族捜しに協力する代わりにダイヤの隠し場所を明かすよう迫る。
また、アメリカ人女性ジャーナリスト、マディー・ボウエン(ジェニファー・コネリー)に対しても、彼女が追っている武装組織の資金源“ブラッド・ダイヤモンド”の実態に関する情報をエサに、自分たちへの協力を取り付ける。
ソロモンの家族は難民キャンプにいることが分かったが、ディアはRUFに連れ去られていた。
ディアはそこで兵士になる訓練をされていた。


アフリカは民族紛争が続いているが、こういう問題もあるのだと知った。
こんなに文明が進んでも、まだまだ虐殺が行われていることにショックを受ける。
紛争ダイヤモンド。ダイヤモンドが不正に取引されそれが武器になっている。
買う方は勿論それを分かっているのだが、ダイヤを欲しがる人がいるから、なくならない。
ダイヤを買っている人たちにも、そんなことが行われているなんて、想像もしないだろう。
現状を知っていくこと、知ろうとすることが大事。
そして、少年兵の存在。
子どもを誘拐して、兵士に仕立てる。
この映画の中で1番心に残るのは、ソロモンが示すディアへの愛。

アフリカの土が赤いのは、アフリカ人の血が染み込んでいるから。
しかし、その原因を作り、助長しているのはアフリカ人だけではないのだ。


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