「希望」 永井するみ 文藝春秋
東京と千葉で、3人の70代の女性が自宅で殺されるという連続殺害事件が起こる。
腕に『よくできました』のスタンプが押されていたことから、『よくできました殺人事件』と呼ばれる。
犯人は14歳の中学生、中瀬川友樹。
経済的にも恵まれ、家庭環境も問題が見られなかった少年。
犯行の動機を「計画を立ててきちんと実行するプロセスを楽しみたかった」と言い、「申し訳ありませんでした」を繰り返す。
友樹はアイドルのような顔立ちで、一時はネットに顔写真が載り、ファンクラブも出来る。
それから5年、19歳になった友樹は少年院を退院して社会に戻る。
14歳の中学生、友樹が起こした連続殺人事件。
5年後の退院で、何かが動き出す。
友樹の家族、父母陽子、妹唯。
母親のカウンセリングを行なう女医、成瀬環。
女医の友人で、母親に手記を書かせたジャーナリスト。
復讐心を持つ被害者の3人の孫。
本当に罪を悔いているのか不安に思っている母親を筆頭に、周りの人間の心理は詳しく書かれている。
肝心の友樹は、得体の知れない雰囲気で、ただ存在している。
友樹の殺人事件の波紋を描き、最後は友樹の心な中も垣間見られる物語なのかと思っていた。
かなりショッキングな事件であり、その時の心理を多少は説明してくれるのかと。
しかし、物語は違った方向へ進んでしまい、かなり肩透かし。
書きたかったことは、自分が読みたかった事とは違うのか。
それなら、あんなショッキングな事件を持って来なくてもよかったのではないか、と思ってしまう。
あの事件は消化出来ていない。
主人公はカウンセラーの成瀬環。
友樹の殺人事件は脇へ行ってしまうばかりでなく、姿を現し環と話す友樹は普通の頭の良い青年。
環は友樹と同類の人間と感じてすぐ打ち解けるのだが、それなら殺人の心理も分かるのかと思ったが。
「計画を立ててきちんと実行するプロセスを楽しみたかった」と、1人ならまだしも、3人も殺してしまう子ども。
捕まらなければ、もっと繰り返したかも知れない。
結局、3人と言うのは、被害者の孫が3人必要だったからか。
ラストで、友樹が『よくできました』のスタンプを持ち出すシーンがあるが、自分はかなりゾッとした。
環はそれを清々しく理解しているのが、分からない。
その他にも、登場人物の心理もよく分からない部分が多々。
なんだか、苛立たしいもやもやばかりが残った。
東京と千葉で、3人の70代の女性が自宅で殺されるという連続殺害事件が起こる。
腕に『よくできました』のスタンプが押されていたことから、『よくできました殺人事件』と呼ばれる。
犯人は14歳の中学生、中瀬川友樹。
経済的にも恵まれ、家庭環境も問題が見られなかった少年。
犯行の動機を「計画を立ててきちんと実行するプロセスを楽しみたかった」と言い、「申し訳ありませんでした」を繰り返す。
友樹はアイドルのような顔立ちで、一時はネットに顔写真が載り、ファンクラブも出来る。
それから5年、19歳になった友樹は少年院を退院して社会に戻る。
14歳の中学生、友樹が起こした連続殺人事件。
5年後の退院で、何かが動き出す。
友樹の家族、父母陽子、妹唯。
母親のカウンセリングを行なう女医、成瀬環。
女医の友人で、母親に手記を書かせたジャーナリスト。
復讐心を持つ被害者の3人の孫。
本当に罪を悔いているのか不安に思っている母親を筆頭に、周りの人間の心理は詳しく書かれている。
肝心の友樹は、得体の知れない雰囲気で、ただ存在している。
友樹の殺人事件の波紋を描き、最後は友樹の心な中も垣間見られる物語なのかと思っていた。
かなりショッキングな事件であり、その時の心理を多少は説明してくれるのかと。
しかし、物語は違った方向へ進んでしまい、かなり肩透かし。
書きたかったことは、自分が読みたかった事とは違うのか。
それなら、あんなショッキングな事件を持って来なくてもよかったのではないか、と思ってしまう。
あの事件は消化出来ていない。
主人公はカウンセラーの成瀬環。
友樹の殺人事件は脇へ行ってしまうばかりでなく、姿を現し環と話す友樹は普通の頭の良い青年。
環は友樹と同類の人間と感じてすぐ打ち解けるのだが、それなら殺人の心理も分かるのかと思ったが。
「計画を立ててきちんと実行するプロセスを楽しみたかった」と、1人ならまだしも、3人も殺してしまう子ども。
捕まらなければ、もっと繰り返したかも知れない。
結局、3人と言うのは、被害者の孫が3人必要だったからか。
ラストで、友樹が『よくできました』のスタンプを持ち出すシーンがあるが、自分はかなりゾッとした。
環はそれを清々しく理解しているのが、分からない。
その他にも、登場人物の心理もよく分からない部分が多々。
なんだか、苛立たしいもやもやばかりが残った。
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