しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「クリスマス・イヴ」 岡嶋二人  

2006年08月28日 | 読書
山あいの別荘でのクリスマス・パーティへ向かった敦子と喬二。
夜になって到着した建物には明かりひとつなく、部屋はめちゃめちゃに荒らされていた。
そして、リビングで血まみれで死んでいる、別荘の持ち主の友人、小坂を発見する。
警察に連絡しようとして電話線が切られていることを知る。
そんな時、別荘の電気が消え、何者かが入って来た気配を感じる。そして包丁を持った見知らぬ男が襲い掛かって来た。
なんとか撃退した喬二だったが、乗って来た車も、小坂の車も破壊され使えなくなっていた。
近くに住む人はなく、別荘がいくつか建っているだけの山あいで、あの男がまた襲ってくるかも知れない。


これは、スプラッタ小説。「13日の金曜日」を思い出す・・・観たことはないのだが。
今までの岡嶋さんにはなかったものだった。ビックリ。
そして、スプラッタは好きではない。
ただ読み出したら、ジェットコースターに乗ったように、着くまで降りられない。
ジェットコースターも好きではない。

しかし思う。
殺人鬼は1人なのに、何故大勢いるうちに何とかしないで、みんな順番に殺されていくのだろうと。
結末から考えると、大勢殺されないうちにみんなで殺してしまえばいいのに。過激な発言だが。
でも、最後は殺してしまう事になるのだから。殺さない限り殺人鬼は止まらない。
しかし、そこがなにも考えない殺人鬼と普通人も違いだろう。
普通人は人を殺そうとは考えない。だから逃げて、有利になるチャンスがあっても逃がしてしまう。
この話ではラスト近くだが、車のキーをもらおうとする所で相手に出させるのではなく、まず殴り倒してしまえばいいのにと思った。それからキーを捜せばいいのに。
まあ、それで成り立つ話だと思うが。

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