しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「ナルニア国ものがたり4 銀のいす」C.S.ルイス

2006年02月07日 | 読書
アスランの呼びかけに、ユースチスと、ジルがナルニアに行く。
アスランは2人に行方不明になっている、カスピアン王の息子・リリアン王子を捜して
連れ帰ると言う仕事を頼む。そして、その仕事を導く《しるべ》を4つ伝える。
2人は第1、第2、第3の《しるべ》見過ごしてしまい、困難な旅になるが、
フクロウや沼人の泥足にがえもんの協力を得て、なんとか進んで行く。
北方の山地を越え、人間や話す動物を食べる悪い巨人の国を通り、地霊がいる地下の国に入って行く。
第4の《しるべ》を使えた事により王子を見つける。リリアン王子は魔女に囚われていたのだ。
魔女を苦労の末倒し、4人揃ってナルニアに戻り、リリアンは臨終の前にカスピアンに会う事が出来た。
銀のいすは、王子を縛り付けていた魔法のいすの事。


今度の旅は北方の悪い巨人と地下の旅。ナルニアの世界はまだまだ深い事がわかる。
もっと、もっと地下にビスムあるそうだから。
地霊の話だと、人間が見ている、金、銀、ダイヤモンドは死んでいる。生きている宝石は食べられると。
そこに誘われて、行きたい気持ちのリリアンとユースチスだったが、ナルニアに帰る為に断念。
そんな世界を観てみたい気持ちがする。
ジルはきっとその当時の、「いまふう」の女の子で、ルーシィ達の真面目で誠実な性格からはちょっと外れている。年は違わないのだが。
「優等生と普通の子」の違いかも知れない。
ユースチスとジルの通っている学校が躾を教えない学校らしいく、それを嘆く言葉が書かれていたから。
なので、アスランとの約束を直ぐ忘れてしまって、自分達をより困難にしてしまう。
悲観屋だけれど、とても力になってくれた、にがえもんの存在は何に例えたらいいのだろう。どんな時にも救いはあると言う様な事なのかな。
魔女はナルニアを長い冬にした、あの白い魔女と同じ。
魔女は死なないで、いつでも人の前に現われるもの。リリアンが捕らえられたのも、母を殺した蛇に
復讐しようと、その事だけしか頭に無くなったからだろう。
しかし、助け出されたリリアンはしっかり王の風格を備えた王子だった。
魔女との対決は、誘惑に負けない強さを示して勝利するのもだった。
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