「ある戦慄」1967米
監督 ラリー・ピアース
マンハッタンに向かう深夜に地下鉄。
隣の車両へ移る扉が開かない、酔って寝ている男がいる車両に乗り合わせた人々。
若いカップル、妻の実家から帰る女の子を連れた夫婦。
息子に冷たくされ、不満一杯の夫とその妻。
左手を骨折した若い軍人とその友人。
暴力反対に抵抗がある黒人の夫と、その妻。
ゲイ、禁酒している中年の男。
そこへ乗り込んで来た2人組のチンピラ。
やがて2人は、他の乗客に絡み出す。
限られた空間で展開される物語。
こう言うのを見ると、お芝居になりそうだと思う。
しかし、これを見せられたら、嫌な気持ちだけが残りそう。
ほとんどの乗客が迷惑に思っても、乱暴な振舞にはなかなか注意が出来ない。
目に余って来ると、注意する人も出て来るのだが、その味方をしようと言う人はいない。
しかも、チンピラ2人はなかり危なそうなオーラを出している。
何となく2人対多数なのだから、勝てそうな気がするが、多数になるとも限らない。
そんな連帯感は、生まれない。
でも実際に自分がその場に居たらと考えると、何も出来ないだろう。
1967年の映画だが、今も変わらない。
それ以上に、似たような状況の物語を幾つも見ている気がする。
暴力に対する対抗の仕方。
力には力しかないのだろうか。
監督 ラリー・ピアース
マンハッタンに向かう深夜に地下鉄。
隣の車両へ移る扉が開かない、酔って寝ている男がいる車両に乗り合わせた人々。
若いカップル、妻の実家から帰る女の子を連れた夫婦。
息子に冷たくされ、不満一杯の夫とその妻。
左手を骨折した若い軍人とその友人。
暴力反対に抵抗がある黒人の夫と、その妻。
ゲイ、禁酒している中年の男。
そこへ乗り込んで来た2人組のチンピラ。
やがて2人は、他の乗客に絡み出す。
限られた空間で展開される物語。
こう言うのを見ると、お芝居になりそうだと思う。
しかし、これを見せられたら、嫌な気持ちだけが残りそう。
ほとんどの乗客が迷惑に思っても、乱暴な振舞にはなかなか注意が出来ない。
目に余って来ると、注意する人も出て来るのだが、その味方をしようと言う人はいない。
しかも、チンピラ2人はなかり危なそうなオーラを出している。
何となく2人対多数なのだから、勝てそうな気がするが、多数になるとも限らない。
そんな連帯感は、生まれない。
でも実際に自分がその場に居たらと考えると、何も出来ないだろう。
1967年の映画だが、今も変わらない。
それ以上に、似たような状況の物語を幾つも見ている気がする。
暴力に対する対抗の仕方。
力には力しかないのだろうか。
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