「わたしの叔父さん」

2021年デンマーク

原題：Onkel／Uncle

上映時間：106分

酪農を営む娘と足が不自由な初老のオジさんの日常の物語。

監督、脚本はフラレ・ピーダセン。出演はイェデ・スナゴー、ペーダ・ハンセン・テューセン、オーレ・キャスパセン。

特に何も起こらないし、セリフも説明もあまりない、地味に静かな、、ハリウッドとは対極のヨーロッパ作品。

でも、これが良いのよ。語らずとも伝わるし、ちょっとした事でも心ざわめく。

介護する人、される人、将来の不安、家族の在り方、、みんなそれぞれのあるある問題。

特に良い人も悪い人も登場しない。。

食卓のTVニュースで流れる北朝鮮ミサイルのニュースを気にも留めないところがリアル。

これぞ、普通の人の日常だけど、それぞれに悩みと事件は起こる。

他人には解らない本人達の絆、、娘さんの幸せを祈らずにはいられない。。

ラストの意味深シーン、、これは果たして、、そんなところもヨーロッパ的。

この手の作品がお好きな方にのみおすすめな1本。

『わたしの叔父さん』予告編