「恋の罪」

「恋の罪」
2011年日本。

日本随一のイカレ監督園子温の話題作を万を期して観た。
整合性、完成度はちょいと突っ込みどころあるがまあそこは園子温作品には大きな問題ではない。
なかなかの闇。ナイスエログロ！
やっぱりよいこは観ちゃダメよ。笑

モチーフになったのは「渋谷東電OL殺人事件」
当時かなりの衝撃を受けたのをはっきり覚えてる。
個人的にとても興味があって事件をいろいろ調べたりしたもんだ。
未だ未解決のこの事件、「人間の闇」という部分に関しては当たらずとも遠からず、、、てことかな。

DVDのボーナストラックに本編からカットされたシーンがけっこうある。
それらを時系列で観ていくとこの作品の整合性は若干上がる。
なんでも短くすればいいてもんじゃねーよ！映画会社さんよ！！！



人が生きていくのは凄まじい。
個人的にはそんなものを体感したいんだ。
この作品も業が垣間見える、、、そんな1本です。



https://www.youtube.com/watch?v=jIH34pJLyL8

「ヴァンパイア」

「ヴァンパイア」

日・米・カナダ合作映画。

自殺志望者サイトで出会った男女が、ああ！、おお！、てな話。

岩井俊二が監督・撮影監督・原作・脚本・音楽・編集・プロデュース・デザイン・ストーリーボードの一人九役。
吸血鬼ホラーものではない、、、岩井ワールドやり放題！
ちょろっと蒼井優が登場する以外はオール外人キャスト、オール海外ロケ、、、
ぱっと観は普通にヨーロッパ映画の風情。

人の死生観はそれぞれ。

理解できない人にはホントできないであろう死生観。
生、死、性、殺、親、愛、、、ホントその筋の価値観。

好きなんだよなあ。この厭世観とロマンティシズム。
青臭いと言えばそれまでなんだけどね。。。

あと、、、女性の度が過ぎた嫉妬。
これは醜い。。。
これも共感できる。ね。
ヤダヤダ。。。


ヒロイズムの一つのカタチ。
イタイ子はハマる1本。


https://www.youtube.com/watch?v=8cZQ-ilda7g

「ランナウェイズ 」

「ランナウェイズ 」

2010年アメリカ。

1970年代後半に活動したガールズロックバンド「ザ・ランナウェイズ」の伝記映画。
あのセクシーねーさんバンドのエピソードを映画化！
しかもそのメンバーだったジョーン・ジェットがプロデュース！
なかなか興味深い青春ロック映画になっておりまする。。。

なかでも来日公演時のエピソードはなかなか興味深い。
うーん、、、近年はこんな粋のイイぶっとんだロックなやつらはいるのかな？

セックス、ドラッグ、ロックンロール、、、も過去のもの。
なんかね、、、ある種の時代劇的な事になってるのかもね。

寂しい限りです。。。


自称女子ロッカーちゃん達は必見！
ちぇりーぼーん！


https://www.youtube.com/watch?v=h0DRW-P4HCk

「サラの鍵」

「サラの鍵」

2010年フランス。

いわゆるホロコースト映画。
フランスにまつわるこんなエピソードがあったとは。。。。

「世の中は残酷だ」という台詞は最近観た別の映画の台詞だがまさしくこの映画にこそふさわしい。

丁寧に真摯にひねくれずに解りやすく創ってあるのがイイ。
過度すぎぬドラマティックな演出が憎らしい。
で、、、最後の最後に号泣。

先進国は自国の戒めも含めて戦争映画を創り続ける。
我々はそれを見続ける。
これはとても大事な事だと思う。
描き方次第では推進にもなりかねない。
間違ってはいけないジャンル。。

最近の我が国の戦争ものはどうだろうか？
愚かな考えで恥をさらさないでいただきたいものだ。

震災復興、原発、しかり、、、後の歴史の戒めにならぬように切に願う。


https://www.youtube.com/watch?v=-iHFcWt7JBI

「388」

「388」

2011年カナダ。

モキュメンタリーサスペンス。

「ＣＵＢＥ」のヴィンチェンゾ・ナタリが製作という事で期待したんだけど、、、
まあ、、、不条理と言えば不条理、、、創りも不条理。。。笑
おいおい、、、という感じですかな。
うーん、、、何だったんだ？ってな突っ込みはもうね、、、、
いや、状況は解りやすいが、、釈然としない感満載。笑


ちなみにエンドロールの歌がキモくてナイスでございました！


https://www.youtube.com/watch?v=8qKucy-Kyl0