2019年ドイツ |
原題:Crescendo |
上映時間:112分 |
世界的に有名な指揮者が紛争中のパレスチナとイスラエルから若者たちを集めてオーケストラを編成し、 |
平和を祈ってコンサートを開くというプロジェクト企画を引き受けて奮闘する物語。 |
監督はドロール・ザハヴィ。出演はペーター・シモニスチェク、ダニエル・ドンスコイ、サブリナ・アマーリ、ゲッツ・オットー。 |
敵国同士のパレスチナとイスラエルでオケを組む、、というのはいくらなんでもキレイゴトやろ! |
と思ってたら、なんと現存するオケがモデルになってるそうな。素晴らしい! |
音楽は国境を超える!とは言うが、現実にそうだというのはホント嬉しい話です。 |
どのクラシック曲もみんなが知ってるような選曲でそのシーンにピッタリ! |
この作品は決してハッピーエンドでもないんだけど、、ラスト、あのリズムを刻み始めた瞬間に |
全てを理解して、思わず感動が先走ってしまった! |
いやあ、選曲ナイスよね。 |
音楽で世界が平和になればいいのに、、と願わずにはいられない1本。 |
映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』予告編 |
2014年アメリカ・カナダ |
原題:Rudderless |
上映時間:105分 |
通う大学での銃乱射事件で息子を亡くした父親が荒れた生活をおくっていたある日、 |
息子の録り溜めていた自作曲のデモ音源と歌詞ノートを見つけて、、てなヒューマンストーリー。 |
監督はウィリアム・H・メイシー。出演はビリー・クラダップ、マイルズ・ハイザー、アントン・イェルチン、フェリシティ・ハフマン。 |
御涙頂戴の親子愛青春バンドサクセスストーリーかと思わせて、 |
途中、シリアスなどんでん返しもある社会派な匂いもする。 |
それにしてもバンドあるあるも微笑ましいし、何と言っても楽曲がイイよね。 |
まあ、音楽バンドマン話だから楽曲は良くて当たり前なんだけどね。笑 |
主人公は『あの頃ペニー・レインと』でギタリストを演じてた人だって! |
他のメンバーもホントにバンドやってる連中らしい、、そこんとこ大事! |
余談だけど、オープンマイクの出演者らが面白過ぎ。 |
「淫売って呼ばないで」って女の子、、いやあ、ナイスセンス!! |
監督さんはライブバー店長の役をやってた人で、今回が還暦過ぎて |
念願の初監督作だそうな。 |
なんかいろいろ想いが詰まった人を憎んで音楽は憎まず、、な1本。 |
『君が生きた証』予告編 |
2022年日本 |
上映時間 129分 |
大勢を惨殺した連続殺人鬼である男から手紙を受け取った大学生。 |
1件だけ自分が犯人じゃない、のでそれを証明してくれ、、と依頼する、、てなサイコパスサスペンス。 |
監督は白石和彌。出演は 阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、宮﨑優、鈴木卓爾、中山美穂。 |
まず、カメラワークが素晴らしい!反射した顔の捉え方や、撮影スピード変えたり、、 |
うん、そういう技術的な映像効果はかなり貢献してたと思う。 |
阿部サダヲってコメディ以外もイケる!というか、そもそも目が笑ってないから余計怖い! |
どうでもいいけど、岡田健史という子が何かと松山ケンイチに似てる気がして、気になって仕方なかった。笑 |
ここでも安定の白石和彌監督。そろそろ振り切ったヤツも観たいですねえ。 |
『死刑にいたる病』本予告 |
2021年韓国 |
原題:모가디슈/Escape from Mogadishu |
上映時間 121分 |
1990年ソマリアにて、反政府反乱軍によってソマリア内戦が勃発し、、 |
国連加入を画策する韓国と北朝鮮の大使館関係者らが巻き込まれ、、てな事実を元にした脱出劇。 |
監督・脚本はリュ・スンワン。出演はキム・ユンソク、チョ・インソン、ホ・ジュノ、ク・ギョファン、キム・ソジン、チョン・マンシク。 |
原作は当事者ご本人。 |
韓国映画の南北モノってハズレがないんだよね。 |
敵対してても友情が芽生えて、、最期は切ない別れが、、、ってね。 |
国が揉めてるから仕方ないんだけど、ホントは、、というのがやたら多い。 |
国内でヒットするって事は国民の意思だったり希望だったりするんだろね。 |
史実より劇的に脚色されてるとは思うけど、映画の力で少しでも平和になるといいね。 |
撮影の為に戦時下の街のセットを作ったそうな。いやあ、迫力ありますなあ! |
シリアスだがエンタメな1本。 |
『モガディシュ 脱出までの14日間』日本版予告編 |
2022年日本 |
上映時間 139分 |
さかなクンの半生を描いた初の自叙伝の映画化。 |
監督は沖田修一。出演はのん、柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、さかなクン、井川遥。 |
冒頭の「性別は特に重要ではない」からやられた感あり! |
史実通りというより、ファンタジーの要素が強いエンタメ。 |
もう、無理矢理もここまで来ると説得力あるよなあ。 |
そもそもご本人自体が無理矢理キャラだもんね。なんだってあり。 |
このお母さんだからこそ!のさかなクンなわけね。素晴らしい! |
子育ての指針となるようなお伽噺のような1本。 |
映画『さかなのこ』本予告 |