「おとなの事情」

2016年イタリア
原題：Perfetti sconosciuti

スマホにかかってきた電話や届いたメールを公開し合うゲームを始めた男女7人が、
隠していた素顔をさらけ出す人間模様。

7人の役者のみのノンストップの密室劇。観る方も緊張感たっぷり。
予想通りというか期待通りの男と女の化かし合いに同性愛差別や家族愛も盛り込んだところはナイス。

オチは、、、ちょっと微妙だったけど、、、
まあ、、これはこれで、、、でも、勿体ない感じもね。

真実をさらけ出すことが果たして平和なのかどうか、、、
秘密の一つや二つ持ってるのが大人で、、、それとどう向き合うかが、、、
といろいろ想いを馳せる1本。

https://www.youtube.com/watch?v=439pDrJGMiw

「ヒトラーの忘れもの」

2015年デンマーク・ドイツ
原題：Under sandet/LAND OF MINE

終戦後、デンマークの砂浜で地雷撤去を強制的にやらされたドイツ少年捕虜らの悲劇。

邦題はなんか可愛い印象だけど、、、壮絶。。。
戦争ものは悲惨であればあるほど意味をなす。
そういう意味でもこの作品は秀逸。

なんか、、観てる方もつらくてね、、、
勝利国も敗北国もどちらもつらい、、、
結局、戦争はとにかく何と言ってもツライ！ってことだよ。

我が国のトップをはじめとして各国の首脳たち、、観やがれ！！！！な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=Kn3whADEu4M

「ナチス・イン・センター・オブ・ジ・アース」

2012年アメリカ
原題:NAZIS AT THE CENTER OF THE EARTH

ナチスもの、、、もう1本！
でもこちらは、おすすめできない。。。

ナチスの残党が南極地下で世界征服をもくろむ、、、てな話。

設定、CG、演出、オチ、、、全てがB級。
ここまでそうだともはやわざとやってるだろう！ってね。
B級好きな方にはおすすめですが、、、
それ以外の方は間違っても観てはなりませぬ。

サイボーグヒトラーって、、、、逆にあっぱれな1本。
あ、、、誉めてはいませんから。。。

https://www.youtube.com/watch?v=IK3cjRig3R0

「レミニセンティア」

2016年日本・ロシア
原題: реминисценция／Reministsentsiya

他人の記憶を消せる男を主人公としたSFもの。

日本製ロシア映画？どういうことか？
日本人監督がロシア人の奥さんをプロデューサーにオールロシアロケで撮った自主制作作品らしい。
しかも幼い娘も役者として出演。まさしく執念の1本。

基本１人でハンディカメラで撮ってるようだけど映像的にはいい感じ。
話としてはもう一押し、惜しい。
こういう監督さんにはどこぞのスポンサーがチャンスを与えてほしいと願う。

作り手の執念というかパワーも映画創りには大事な要素だと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=bLBLknE8REE

「めぐりあう日」

2016年フランス
原題: Je vous souhaite d'être follement aimée

理学療法士をしながら実の母親を探す女が偶然実母と出会う、、、話。
この作品の監督本人の体験によるものらしい。

自分の親の顔も名前も何者かも知らなければ、そりゃ知りたくなるよなあ。
ましてや両親共だったらなおさら、、ね。

現実はケースバイケースなんだろね。
知る事がシアワセなのか、解らない事がシアワセなのか、、、
でも知りたいだろうな。

老婆の裸体とか綺麗じゃないけど、、、丁寧でリアルな創りを感じる作品。
普通に生まれて普通に育った身としてはホント日々に感謝、、、な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=qtw3lC9fwkw