「この世界の片隅に」

2016年日本。

話題の戦争アニメ映画をやっと観た。
戦時中の日常を広島のごく一般的な１人の女性の視点で描かれる。

何がスゴイかって、、、涙も悲惨な事もただひとすら坦々と表現している事がスゴイ！
押し付けがましくない事がよりリアル。。。
時代考証もしっかりしてる。
これは新しいタイプの反戦映画。
同時期に話題をよんだ「君の名は」とレベルが違いすぎる。

主人公の声優のナイスジョブな噂は聞いていたが、、、
いやあ、素晴らしい！声の貢献度は大きい！！！

「はだしのゲン」「火垂るの墓」に次ぐ戦争定番になるだろね。
でも、全2作に比べて威圧感が無く思想的にも偏ってないので今後この作品は重宝される気がする。

この夏、実写ドラマ化されるらしいが、テレビ業界を信用してない自分としては微妙。。
むしろ、年末に公開予定の完全版に期待！！！

今の時代こそ日本人なら、
いや、世界中の人々がこの作品を観るべし！！！


https://www.youtube.com/watch?v=kczb7IJJg0g&spfreload=10

「リリーのすべて」

2015年イギリス.アメリカ.ドイツ

世界初の性別適合手術を受けた人物・リリー・エルベを題材とした
『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』が原作。

もっと倒錯したエグイ内容かと思ったのだが、、
いたってマジメというか、まあ実話だしね。

久しぶりにキレイで可愛い女優さんに心奪われた。
アリシア・ヴィキャンデル、ネットで検索かけると全然ダメな写真しかないのだが
この作品の彼女はとにかく魅力的。
最初は完全に彼女が主役だと思ってた。

それにしても、、なんとも切ない話。
現代でも何かと大変なのに全く認識されてない当時はホント大変だよなあ。

でも、結局は自ら己のシアワセを掴もうとした本人より
取り残された奥さんが不憫でならないってね。
なんともツライ1本。


https://www.youtube.com/watch?v=RTfESNVoGdI&spfreload=10

「ラ・ラ・ランド」

2016年アメリカ

話題のミュージカル作品、やっと観た。
女優志望のおねえちゃんと音楽家志望の野郎のカップルの青春モノ。

話題になるくらいだからと構えて観たのだが、けっこう肩すかし。
まあ、普通だからこそ沢山の支持を得るわけだな。
音も曲も演出もいいんだけど、、、特に印象に残るものもない。

ラストのオチもいかにもって感じだけど個人的には好きなオチ。
解るよ。切なくもこれが人生だよね、、、とほろりとする1本。


https://www.youtube.com/watch?v=HqPMS5QMa_o

「ムーンライト」

2016年アメリカ

貧乏な黒人少年の半生記。
アカデミー賞受賞作品。

貧困、いじめ、ドラッグ、性的マイノリティ、虐待、、、
いやあ、、、地味に坦々とボディブローが効いてくる虚無感。

悲しいね。。。
それでも生きていかなきゃね、、、という1本。。。


https://www.youtube.com/watch?v=c-vD-mO9Th0

「虐殺器官」

2017年日本

人気長編SF小説を劇場アニメ化。

世界各所で起こる紛争や虐殺を煽動しているとされている男を追う軍人、、、な話。

タイトル通り残酷な描写があるにはあるが、、、
作品の出来としては、、、うむむ。。。
オレ的には、、、34才の若さで亡くなった作者の話や
この作品の制作会社が途中で経営破綻で潰れて別会社が引き継いだ話とか、、
そんな現実の事の方が興味深いかも。。。

あと2本の原作も作品化してるらしいので観てみるかな。。。
さて、、、はたして。。。

https://www.youtube.com/watch?v=tgv0B6TdXyg