「アイ・アム・サム」

2001年アメリカ
原題：I am Sam

大人なのに知的障害により7歳児と同等の知能の主人公サムが
司法に保護された幼い愛娘を取り返すべく奮闘する物語。

昔からこの作品を支持する人が多い、、って事で、ようやく視聴。
うん、ぐっときました！
こんなオレでも、、、って、オレも若い頃に幼い娘と離れて暮らす事になったわけだから
そりゃあ、人並み以上に感情移入しました。

とにかくショーン・ペンの演技の素晴らしさと
まだ子役だったダコタ・ファニングちゃんの可愛さに尽きますなあ。
その後、二人の大躍進ぶりは当然ですねえ。

とは言っても、、まあ、、娘を保護する側の思惑もごもっともでね。
全然、敵という感じには思えなかった。
現実は厳しいだろうね、、と言ったら、まあ映画は成立しないからね。
夢を見させてくれるのも映画の醍醐味です。

ビートルズの曲が無くても全然OKだと個人的には思っちゃうな。
20年後の今、続編が観たいような観ない方がいいような心に残る1本。

https://www.youtube.com/watch?v=LGnK47SkIBw

「復讐するは我にあり」

1979年日本
英題：Vengeance Is Mine

何度もドラマ化もされた。
5人を殺害した西口彰事件を題材にした長編小説の映画化。
監督は今村昌平。主演は緒形拳。
大昔、観たのだが記憶も薄まっての再視聴。

いやあ、懐かしの昭和の名優さん達が大勢観れて感無量。
三國連太郎、倍賞美津子、小川真由美、ミヤコ蝶々、フランキー堺、、
既に亡くなってる人も多い。

女優さん達の脱ぎっぷりもお見事。
つーか、濡れ場の描写がなかなか秀逸。
もうね、、倍賞美津子さんがもちろん綺麗なんだけど、
めちゃくちゃナイスボディでびっくり！いやあ、時代を超えとるよね。

最後まで緊張感を持って観ました。
古くても古くないというか、やっぱり名作は名作です！！！

https://www.youtube.com/watch?v=cyLjwapVZNI

「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」

2019年フランス・ベルギー
原題：Les traducteurs

9カ国から集められた翻訳家達が全世界待望のミステリー小説『デダリュス』の
各国語への翻訳のために隠された要塞のような密室に隔離されて、、てなミステリー。

犯人探し推理もの類いになるとは思うが、、
からくりというか最後のどんでん返しがウリ。
え！そういうことなワケ？！ってね。

世界でヒットする小説の収益って考えてみたらスゴイ額だよなあ。
いろいろ出版業界の知らなかった事が垣間みえて勉強になった1本。

https://www.youtube.com/watch?v=CNDrFEHivsE

「硫黄島からの手紙」

2006年アメリカ
原題：Letters from Iwo Jima

『父親たちの星条旗』（Flags of Our Fathers）に続く、第二次世界大戦における硫黄島の戦いを
日米双方の視点から描いた「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品。
監督はクリント・イーストウッド。主演は渡辺謙、二宮和也。
アメリカ在住日本人役者も多数、裕木奈江の姿も感慨深い。

日本人が主人公で、なおかつ全編日本語のアメリカ映画は、この作品が初めてだそうな。
普通に観てて日本映画にしかみえない。
日本人だろうが、アメリカ人であろうが戦争に翻弄された人間には違いないという
メッセージは戦争映画としてかなり重要。

作品の出来云々よりもそういう映画史上重要な役割をする作品だと思う。
音楽や映画や芸術が今後の戦争抑止になる事を願って止みません。

https://www.youtube.com/watch?v=0x54bOTdJA0

「完璧な他人」

2018年韓国
原題：완벽한 타인

イタリアのブラックコメディ映画『おとなの事情』の韓国リメイク。
数組の夫婦が集うホームパーティで各自の携帯電話にかかってくる電話やメールを
全員に披露するというゲームを始めたばっかりに巻き起こる大事件。

これはオリジナルを観てたからどうかな、、と思ったけど全然楽しめた。
基本、イタリア版とほぼ同じな内容。
こういうの三谷幸喜的だよな、、、って思ったけどこれを三谷氏がリメイクする意味も無いよなあ。

まあ、見事な大人の日常の大惨事！
秘密は秘密のままの方がお互い幸せって事もあるよね、、、っていう苦笑いの1本。

https://www.youtube.com/watch?v=XBFPInswqKY