「愛と誠」

「愛と誠」
2012年日本。

「愛と誠」オレがガキだった頃、「あしたのジョー」と共に一世を風靡した梶原一騎原作の昭和の人気コミック。
当時ちょっとしたブームで何度も映画化、テレビドラマ化された。

それを何をいまさら?とタカをくくってた。
で、観てみてびっくり！！！

こ、これは！！！
ん？三池崇史監督かっ！

これはあの大傑作「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」に次ぐ傑作です！


大マジメになればなるほどなぜか人って面白かったりするよね。。。
「お笑い」が大嫌いなオレでもこれはけっこうツボりました。


原作を知らぬ世代は是非とも過去のオリジナルを読むなり観るなりしてから挑んでいただきたい！！！


「きみのためなら死ねる！」
岩清水くんの名台詞も永久に不滅です！！！


たまには不穏じゃない映画もねっ！な貴重な1本。


https://www.youtube.com/watch?v=8b2083NkWyU

「ある朝突然、スーパースター」

「ある朝突然、スーパースター」
2012年フランス・ベルギー。
日本では劇場未公開

冴えない中年男がある日突然「有名人」としてネットを中心に世の中の注目を集めるようになる、、、てな話。
邦題の印象とは違って笑えないシリアスな創り。

勝手に有名にされ勝手に落とされる。。。
これは現実にある。いたるところにね。
やっぱり、、、一番怖いのは人間ですね。
　
マスコミをマスゴミとはよく言ったもんです。
ネットもしかりね。

みんな何故自分で確かめない？判断しない？
世間を鵜呑みにする？
まだテレビを観るのかい？
そうやって虚構に弄ばれているうちに人生終わるよ。

まあ、、、それも自業自得、、、だね。

てな1本。。。。


https://www.youtube.com/watch?v=UZbTU30NIKs

「カルテット! 人生のオペラハウス」

「カルテット! 人生のオペラハウス」
2012年イギリス。

引退したミュージシャン専用の老人ホームで暮らす元オペラ歌手たちが、復活コンサートを開く、、、てなお話。
なんと！！ダスティン・ホフマン初監督作品！

実音と劇伴の絡め方がナイスジョブで音楽への愛を感じました。
やるな！ダスティン！！！
他の監督さんも見習ってね！

実際のリタイアしたミュージシャンたちの競演が観れるのも大きなポイント！
クラシックに詳しい方は楽しめるのではないでしょうか。。。

個人的にはシシー役のポーリーン・コリンズがどうしても貫地谷しほりに見えてしまう、、、笑
歳食ってこのチャーミングさはいいねえ。うん。。


いくつになっても恋心を忘れないというのが老後を有意義に過ごせるかどうかの大事なポイントだな。。。
と思わせるジジババに救いの1本。


https://www.youtube.com/watch?v=FORQrkqy9GE

「セッションズ」

「セッションズ」
2012年アメリカ。

全身麻痺障害者である男が女性と性行為を夢見てセックスボランティアの女性を雇う話。

これはなかなか感銘を受けた。
しかも実話だという。

何かを得ると何かに気づかない、何かを得られないと何かを気づく、、、
そう思った。

幸せとは一体何だろ？
生きるとは？

映画にはその様々なヒントを教えてくれる。
これもそんな尊い1本です。

https://www.youtube.com/watch?v=JFuWH5H_wc8

「アンチヴァイラル」

「アンチヴァイラル」
2012年カナダ・アメリカ。

鬼才デヴィッド・クローネンバーグの息子ブランドン・クローネンバーグが
長編の初メガホンを取ったSFサスペンス。

いやあ、カエルの子はカエルですなあ。
ドロドログログロ脳がウニ！な芸風はしっかりオヤジゆずり。
まあ、、オヤジほどの謎の魅力はありませんが、、、、。

白の壁に黒っぽい血、、、うん、美しいね。
オヤジを超える立派な変態監督になってもらいたいもんですな。

美しきグロ好きなマニアにオススメな1本。。。

https://www.youtube.com/watch?v=9zcpfZ8RkCs